白山神社・今泉寺(今泉)源頼朝 創建の毘沙門天(未公開)がある鎮守様、アクセスデータ付き。

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白山神社大船・玉縄・鎌倉市北西部
白山神社 
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田園風景の神社、頼朝と縁があります。

大船から鎌倉湖畔循環の江ノ電バスで行きます。この辺も御多分に漏れず、住宅開発がされていますが、白山神社の境内から見る風景は、奇跡的にそこだけ昔の田舎です。ここは鎌倉ですので村の鎮守だと思うと、源頼朝が創建し平安仏があり、江戸時代の狂歌師酔亀亭天広丸の歌碑があります。境内には臨済宗の今泉寺も建つ神仏習合の地でもあり小さいながら歴史を感じます。地元民ながら、鎌倉の神社は侮れないです。

白山神社

白山神社

見どころ

道祖神

境内に入るとまず目につくのは、参道右手の「見ざる聞かざる言わざる」の三体の猿が彫られた石像です。一部欠けてしまいました、江戸時代からある道祖神で、素朴です。

白山神社

白山神社

江戸時代の狂歌師、天広丸

今泉出身の天広丸(あめのひろまる)は江戸時代の宝暦六年(1756)生まれ、江戸に出て狂歌師として活躍しました。酒を愛し酒の事を歌った狂歌集「狂歌酒百首」を残しました。

鎌倉文学館で、「狂歌酒百首」の書籍が販売されています。酒に関するあれやこれやを、面白い和歌にしています。現代語訳で読めます

白山神社

白山神社

白山神社 広丸の歌碑

白山神社 社頭にある広丸の歌碑

鎌倉文学館 長谷 日本文学史を侯爵家の別荘で鑑賞、薔薇園だけでも楽しめます。アクセスデータ付き

鎌倉文学館 長谷 日本文学史を侯爵家の別荘で鑑賞、薔薇園だけでも楽しめます。アクセスデータ付き
鎌倉が舞台なら、古典文学・近代文学・純文学からラノベ・コミックまで 古典文学からコミックまで、鎌倉文学館て取り上げています。平家物語・太平記も紹介しています。最近のライトノベル・コミックスでも、鎌倉が舞台なら展示されています。ライトノベル...

白山神社のお使い、百足を模した大注連縄

階段を昇ったところに、大変特徴のある注連縄が掛かっています。毎年一月八日の大注連祭で作られます。「オシメヨリ」と呼ばれる。白山神社の守護虫、大百足を模したものです。長さ約七メートル太さ二~三十センチ、1十二組の足があります。豊作と日々の安寧が祈願されます。

ワイルドな注連縄で境内の杉林と相まって、神秘的です。

白山神社

白山神社

毘沙門天像、県内で最も古い仏像をお祀りする社殿

社殿の中には、源頼朝が京都の鞍馬寺に行ったときに勧請した、行基作(伝)の毘沙門天立像が安置されています。ここは鎌倉幕府・鶴岡八幡宮の真北で、北の守りになる毘沙門天を祀ったからでしょう。毘沙門天立像は県内の仏像では古いものです。県の重要文化財になります。

御開帳は九月の例大祭の時になります。

毘沙門様のお写真だけでも見たい人へ、

鎌倉国宝館で売っている、「鎌倉国宝館直伝 仏像のキホン」に図解と写真が掲載されています。

鎌倉国宝館 鶴岡八幡宮境内 国宝館に行くべきなの?仏像マニアは駆けつけましょう、アクセスデータ付き。

鎌倉国宝館|鶴岡八幡宮境内 国宝館に行くべきなの?仏像マニアは駆けつけましょう、アクセスデータ付き。
所要時間30分・仏像好きな人は必見。 観光旅行で、美術館や博物館に入ると、ここで時間がかかって、お目あてのスポットに行けなくなる危険性があります。 美術好き歴史好きの人には、美術館・博物館に行くのが旅の目的という人も多いでしょう。同...

二階堂の覚園寺に行く道の途中にある、佛さま写真観・山門に、写真が展示されています。鎌倉の仏像を撮影する、湯浅晃敏氏のギャラリーになります。暗闇から仏が浮かびあがる撮影法で撮られています。写真が載った書籍も販売されていました(2018年1月確認)

佛さま写真観 山門 二階堂 新しい鎌倉の仏像写真ギャラリー アクセスデータ付き。

佛さま写真観 山門|二階堂 新しい鎌倉の仏像写真ギャラリー アクセスデータ付き。
2017年 仏像の写真ギャラリーが開館しました。 昨年、鎌倉宮から覚園寺への、坂道の途中の住宅街に、写真家湯川晃敏ゆかわうびん氏の、仏像写真のギャラリーがオープンしました。 鎌倉市内の古刹四十八寺社の仏像の写真、二百点余りを展示して...

子守神社

境内の右手に新しく出来た、境内社です。天水分神・国水分神が祀られ、子授けと子育ての神社です。創建が地元の工務店で、今も信仰が生きているいい神社だなと、拝むたびに思います。

白山神社

白山神社

紫陽花

白山神社は地元の氏子さんが奇麗にしているな神社だとと思います。参道に紫陽花が植えられていました。梅雨時目を楽しませてくれそうです。

2019年に雑誌で紹介されたようです。(これを目的に来るのはちょっときびしいです)

白山神社

白山神社

近所で源平桃が咲きます

白山神社の境内ではありませんが、すぐ近く白山神社バス停(鎌倉湖畔方面行き)の前の、お宅で、振り分けの桃・源平桃が見れます。源平桃は鎌倉の土に合うと云われ、以前市内の住宅の庭によく植えられました。鎌倉の花として住人に好まれたのでした。

以前は染井吉野が散ってから、4月半ばが見ごろでしたが、最近はほぼ同時期に咲きます。個人のお宅なので塀の外から、風情を楽しみましょう。

桜が散ったら源平桃を見に来て下さい。鎌倉市民が密かに愛している花です。

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源平桃

源平桃

白山神社・今泉寺のデータ

白山神社(はくさんじんじゃ)とは

祭神 菊理姫之命(くくりひめのみこと)
例祭 九月十八日以降の日曜日
神事芸能 鎌倉神楽 神輿渡御(例祭) 一月八日大注連祭
宝物 木造毘沙門立像(県文)木造毘沙門天立像及び両脇侍立像(市文)開帳は例祭
神徳 縁結び 勝運 福寿増長

今泉の鎮守。源頼朝が建久二年(1191)に創建したとされる。もとは毘沙門堂と呼ばれた。頼朝が京都鞍馬寺を詣でた折、行基作と伝わる毘沙門天像を賜りこの地に勧請したと「相模風土記」にある。毘沙門天と仏法を守る神で、四天王のひとつ、財宝を施す神ともされる。

室町、江戸期に幾度か再建・修理され、明治以降、村の氏神となった。

鎌倉の神社 小事典

webサイト:なし
住   所:神奈川県鎌倉市今泉3-13-20
管理元神社:稲荷神社 鎌倉市岩瀬1399 電話 0467-47-4798

今泉寺(こんせんじ)とは

宗派 臨済宗建長寺派
山号寺号 寿福山今泉寺
創建 昭和五十八年(1983)
本尊 如意輪観音

もとは今泉の鎮守。毘沙門堂の別当寺(神仏習合説に基き神社に設けられた寺)だった。創建時の本尊は出山(しゅっさん)釈迦とされる。昭和二十三年(1948)、明月院と合併するが、昭和五十七年(1982)分離し、翌年本尊如意輪観音を開眼、落慶した。

鎌倉の寺 小辞典

webサイト:なし
住   所:神奈川県鎌倉市今泉3-12-1
電   話: 0467-46-6648

アクセス方法

最寄駅:JR横須賀線・東海道線・根岸線 大船駅

バ ス:大船駅東口 江ノ電バス 鎌倉湖畔循環 白山神社前下車 一分

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