大本山光明寺展 2018 光明寺開山堂 国宝「當間曼陀羅縁起」レプリカが目近で見られました。

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光明寺 山門 桜歴史の展覧会・講演会
光明寺 山門と桜
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観桜会で見に行きました。

観桜会で見に行きました。

3月31日の光明寺の観桜会のおり、開山堂でありました、光明寺展を拝見しました。光明寺所蔵で、現在鎌倉国宝館に寄託している「當間曼陀羅縁起」の、江戸時代に作られた写本を上下二巻の展示と、仏画が展示されていました。ネットによると、この展覧会は昨年も行われたそうです。

会場は開山堂一部を区切って行われていました。こじんまりとしていました。境内の喧騒が耳に入らない、静な会場でした。

大きな絵巻物!「當麻曼荼羅縁起」は意外にも高尚でした。

「當間曼陀羅縁起」の江戸時代に描かれた写本は、机の上に広げられ、ガラス板が載せられている展示でした、写本ゆえのカジュアルで近くで見られる展示でした。細部をじっくり見るには好都合でした。

書き直しの痕跡が、この写本にも描かれていたので、精密な写しなのかも知れましせん(実物を観ていないので、断定できない。絵巻物は紙を継ぐので、失敗した部分を残すとは考えられないので。)中将姫伝説なら、庶民の参拝客に見せて絵解きをしたものでしょうか。大判なのはそのためだった理由なんでしょう。拝見して大和絵系の細密絵画でした。中将姫の生活描写では鎌倉貴族風俗で、庶民受けしそうな奈良絵本の派手めな構図ではなく、これは源氏物語を読んでいそうな、高級武士の子女を対象にした絵巻物のようでした。

鎌倉国宝館で実物の展示があったら、見に行こう。

私は仏画の見方が分らないないので、浄土宗の仏画はこのようなものかと、思いました。親鸞聖人が夢の中で、尊敬する中国の僧、善導に逢った逸話の「二祖対面図」が漫画的発想で面白かったです。江戸時代の作で凡庸な印象をうけました。こういう題材は今の一流の漫画家さんに描いてもらえれば、後々寺宝になるかと思いました。

光明寺所蔵 当麻曼陀羅縁起絵巻写本

光明寺所蔵 当麻曼陀羅縁起絵巻http://komyoji-kamakura.or.jp/

展示作品の紹介

光明寺所蔵 当麻曼陀羅縁起絵巻写本

光明寺所蔵 当麻曼陀羅縁起絵巻写本

「當麻曼荼羅縁起」 (写本) 二巻

国宝の原本は鎌倉国宝館に寄託しています。これは写本で、江戸時代、寛政五年(1793)に制作されました。

奈良県の當麻寺の本尊、「綴織・當麻曼荼羅(国宝)」は、阿弥陀如来が住する西方極楽浄土の有り様を描いたもので、「観無量寿経」の解釈書になります。この絵巻はその當麻曼荼羅がどのように作られたかの物語が描かれていいます。

當麻寺伝説・中将姫伝説は、天平時代、深く仏法に帰依した、横佩(ヨコハギ)大納言の姫の物語です。姫は阿弥陀仏を拝したいと強く願っておりました。そこに阿弥陀仏と観音菩薩の化身として、尼僧と化女が現れ、集めさせた蓮の糸をたちまちに五色に染め上げ、一夜で浄土の瑞想を織り上げたといいます。曼荼羅の教義を聞いて感涙した娘は、信仰を更に深め、最期は、二十五菩薩を伴って来迎した阿弥陀仏に導かれて極楽に往生しました。

この写本の大きな特色は、横に用いる料紙を縦に継ぎ、天地・上下の幅を広くした、大画面でス。絵解きなどで教化を目的としています。日本ではめったに見られない珍しいものです。下巻の巻末の阿弥陀聖衆来迎の段は、荘厳典雅で、優美に、かつ劇的に描かれています。今回の展示では、上下二巻の全部展示しています。

(サイトの文章を、一部省略して文語体から口語体に書き直しました。http://komyoji-kamakura.or.jp/)

「浄土八祖図」 八幅 絹本著色

浄土宗宗祖・法然上人は、浄土宗の相伝「師資相承」を明らかに示さんが為に、浄土教の祖師と讃えられる高僧を選び出し、血脈譜を定められました。浄土五祖として、曇鸞大師、道綽禅師、善導大師、懐感禅師、少康法師を上げられ、法然上人は述作『類聚浄土五祖伝』の中で、各祖師方のご伝記やご功績を紹介されています。

『浄土八祖』は、インドでの浄土教の大成者である馬鳴菩薩、龍樹菩薩、世親菩薩の三祖と、中国に渡り観無量寿経を伝え、訳経にも邁進した菩提流支三蔵、更に中国浄土五祖から曇鸞大師、道綽禅師、善導大師を選びとり、この七人の祖師方に、法然上人を加えて「浄土八祖」としたものです。

収蔵する箱の裏書には、光明寺第三七世勝誉上人が当山への寄進を発願し、鎌倉雪ノ下在住の佛画師・大石清安に執筆を要請、慶安二年に奉納された、と有ります。

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その他

「観経曼荼羅図」  一幅 絹本著色 ※蓮勝寺蔵

「涅槃図」     一幅 絹本著色

「二祖対面図」   一幅 絹本著色

「二河白道図」   一幅 絹本著色

「宗祖法然上人図」 一幅 絹本著色

「開山記主禅師図」 一幅 絹本著色

「中興祐崇上人図」 一幅 絹本著色

寺宝特別展示 大本山 光明寺展 概要

w e b:サイト  2018年 光明寺展
twitter  https://twitter.com/komyo_ji
会  期: 2018年3月24日(土)~4月22日(日)
会  場: 光明寺 開山堂
休 館 日 : なし
開館時間: 10:00~15:30
入 場 料  :300円

同時開催 三解脱門(山門)楼上 特別公開

入場料:500円

観桜会

光明寺の観桜会 眺めの良い大聖閣のお茶会に参加してきました。
観桜会 観桜会は毎年4月上旬に、材木座の光明寺で行われます。2018年の3月31日(土)4月1日(日)の観桜会は、いつもの年と違って桜満開でした。鎌倉では例年、4月の7日くらいが満開になります。お茶の先生が、桜が咲いている観桜会は、はじめ...
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光明寺アクセス方法

光明寺の観光案内

光明寺|材木座 浄土宗大本山で、天皇ゆかりの格式あるお寺なのに、とっても地元密着のお寺です。アクセスデータ付き。
大本山 光明寺 光明寺は鎌倉市の一番端にあるお寺です。材木座海岸のそばで、お寺の前の坂道を下るとすぐ砂浜です。 周囲にマリンスポーツのお店があったりと、鎌倉で海を感じる、数少ないお寺です。お寺と海を見たい人にはおすすめです。 ...
webサイト:サイト http://komyoji-kamakura.or.jp/

twitter https://twitter.com/komyo_ji

住   所: 神奈川県鎌倉市材木座6-17-19
電   話: 0467-22-0603
駐 車 場:無料10台 行事があるときは使えません。
入場時間 : 7:00~16:00 夏季6:00~17:00
拝 観 料:無料
喫   煙:全域禁煙
御朱印受付:有り 300円
設   備:段差なし(スロープあり)車いす用トイレあり

アクセス方法

最寄駅:JR横須賀線線鎌倉駅・江ノ島電鉄鎌倉駅東口 徒歩25分

バス :東口 京急バス 小坪経由逗子行き 光明寺下車1分

一緒にまわろう 光明寺の支寺

光明寺の支寺で山門脇にあります 千手院

千手院 材木座 光明寺のそばにある、小さなお寺。アクセスデータ付き。
千手院の境内 光明寺の総門の左手に建つ、お寺です。元は光明寺の僧房だったそうです。学問と縁のあるお寺で、光明寺に全国から学僧が集まった頃は、修行道場でした。江戸中期から寺子屋。明治時代には学校になったそうです。 境内に松尾芭蕉の碑が...

同じく 蓮乗院

蓮乗院 材木座 光明寺の山門のそばの、小さなお寺です。アクセスデータ付き。
光明寺山門の右手、千手院の反対側にあるお寺です。千手院と同じく光明寺の僧房でした。小さなお寺です。 光明寺 千手院 みどころ、江戸時代の住宅はこんな風?本堂松と唐獅子牡丹の板襖絵 蓮乗院の本堂は、...
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