大町の踏切のそばの、朱色の山門。
和菓子屋の大くにのある大町四つ角から、由比ガ浜方向に行くと、横須賀線の三浦道踏切があり、その先は水道路になります。踏切のそばに、辻の薬師堂と向かい合うように、本興寺の朱色の門があります。
この地は日蓮上人の辻説法の跡の一つで、日蓮の門弟日什により、本興寺は開かれました。栄えていたのですが、徳川幕府の日蓮宗不受不施派の弾圧により二十七代住職日徑が処刑され、廃寺に追い込まれました。再興の望む人々の願いで10年後再興されたのでした。

本興寺 本堂とさるすべり
見どころ、山門。
道を歩いていても目立つ、赤い門です。江戸時代に作られました。
江戸末期 四脚門 虹梁蟇股式 1間×2間 切妻・瓦屋根 丸柱 三斗詰組

本興寺 山門
さるすべり 夏は本堂前の百日紅の花が咲きます。
本堂の前の大きな木は、百日紅で8月には花が咲きます。本興寺の百日紅は鎌倉市内でも有名です。夏の大町・材木座散策の折には、まわりませんか。

本興寺 本堂とさるすべり

本興寺 百日紅
本興寺とは
宗派 日蓮宗
山号寺号 法華山本興寺(ほっけざん ほうんこうじ)
創建 延元元年(1336)南北朝時代
開山 日什上人
開基 天目上人
本尊 三宝本尊
寺宝 木造三宝本尊像 木造日蓮上人坐像
鎌倉入りした日蓮上人は方々の辻に立ち、さかんに説法を行ったことは知られている。本興寺のある場所もそのひとつとされ、日蓮辻説法の碑が建てられている。ここに本興寺が建立されたのは日蓮上人の死後、延元元年(1336)、天目上人のてによってである。
天正十九年(1591)に徳川家康が寺領を寄進した。その後二十七世住持日徑が徳川家康に怒りにふれ、京都で処刑されたことでなどから廃寺になるが、やがて再興された
鎌倉の寺 小事典

本本興寺 本堂
アクセスデータ
webサイト: | なし |
住 所: | 神奈川県鎌倉市大町2-5-32 |
電 話: | 0467-22-2721 |
入場時間 : | 昼間 |
拝 観 料: | 無料 |
御朱印受付: | あり |
アクセス方法
最寄駅:JR横須賀線線鎌倉駅・江ノ島電鉄鎌倉駅 東口 徒歩14分
バ ス:
京急バス 鎌30鎌倉⇔新逗子 大町4丁目 3分 |
京急バス 鎌31鎌倉⇔緑ヶ丘入り口 大町4丁目 3分 |
京急バス 鎌12鎌倉⇔九品寺循環 元八幡 1分 |
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2017年1月20日初出
2018年9月4日写真貼り換え
2022年2月11日改訂