鎌倉旅行の計画に読んでおきたい!おススメの鎌倉の本を紹介

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北条太平記 鎌倉江ノ電さんぽ 書影鎌倉かんこう便利メモ
北条太平記 鎌倉江ノ電さんぽ 書影 amazonより
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観光に役立つ、鎌倉の本を紹介します。

鎌倉の観光に役立ちそうな本を、少しづつ紹介します。2,000円くらいまでのお手頃価格で、分かりやすくて情報量多めの本をセレクトしていきます。

情報編

電子書籍で思いついたらいつでも買える本が、よろしかと思っています。電子書籍なら鎌倉に来る横須賀線内でも買えますし、じゃまにもならないので旅のおともにとうぞ。

「鎌倉の地元遺産100」 

「鎌倉の地元遺産100」鎌倉地元民の会 毎日新聞社

楽 天
観光していると、地元の人の行くお店に行ってみたくなりますよね。ガイドブックに、「地元の人が通う店」なんて書いてあると、つい行ってしまいます。

この本は、鎌倉民の鎌倉民による鎌倉民のための本です。うちで贔屓にしているお店が何軒も紹介されていました。生活に根付いたお店ばかりなので、お土産物を買うのにはちょっと向かない店ばかりかな、ちょっこっと鎌倉生活をのぞいてみるのには楽しい本です。

鎌倉で夜まで飲んで帰りたい向きの人には、よい情報源だと思います。

kindle版のほかに、紙版の販売もしています。

「鎌倉・江ノ電さんぽ2016 (散歩の達人MOOK)」

「鎌倉・江ノ電さんぽ2016 (散歩の達人MOOK)」 Kindle版 散歩の達人MOOK編集部 (著)

Kindle Unlimited読み放題になっています


楽  天

ガイドブックです。散歩の達人と銘うっていますが、ドライブ観光でも役にたちます。紹介しているお店・スポットは、地元民がみてもよさそうな所が多いです。外れは少なそう。イラストの地図も結構正確です。鎌倉・江ノ電以外に逗子・葉山も紹介しています。

欠点として、寺院・神社の紹介が少ないことと、地域別にまとめられてないので、「○○寺のそばの、レストランを探したい。」「観光中に近くのカフェを探したい。」などの使い方が出来ません。

鎌倉観光に行く前に、お店を探して計画するのには向いています。紙版もあります。

もっと鎌倉が知りたいときに、読む本

「鎌倉石碑めぐり Kindle版」

「鎌倉石碑めぐり Kindle版」著者 天瀬 豊人

鎌倉の各所に石碑が立っているのを、目にした人も多いでしょう。読もうとしたら文語体で、その場で読めなかったり、写真に撮っておいて後で見直したら、きれいに写ってなかったらこの本をダウンロードしましょう。この本はKindle Unlimited読み放題になっています。買っても安いです。

石碑は戦前、当時の鎌倉町の青年団が立てたもので、文語体で旧漢字が使われています。今の人にはちょと読みずらいです。

本は、石碑の原文、口語(現代語)訳、石碑の見つけかたのポイントが書かれています。歴史が好きな人で、鎌倉時代の有名な武将の屋敷跡を探しにいきたい人には、よいガイドになりそうです。

歴史本

歴史書は最新の研究が反映されていて、分かりやすい本で、お値段が手ごろなものを紹介していきます。

南北朝時代「南朝研究の最前線」

「南朝研究の最前線」 (歴史新書y) 新書  監修 日本史史料研究会  編集 呉座勇一 

南北朝時代は戦前の皇国史観の反動で、戦後も長い間事故物件扱いで、人気も低かった南北朝時代研究。最新の研究では古文書研究の進歩で従来の教科書の定説も否定されています。

建武政権は足利尊氏はじめ武士たちを冷遇したか?
新田義貞は源氏の名門か?
楠木正成はポット出ではなく、北条に仕官していた?……教科書で大学受験での知識がひっくり返っています。

1980年代のインテリに衝撃を与えた「異形の王権 」網野 善彦  の後醍醐天皇はセックス宗教にのめり込む、特異な性格の天皇と書かれてます。戦前の皇国史観の正反対を爆走する説でした。(ほぼ、ファンタジーかなという感想を持ちました。)これも最近の研究では、神仏混交の時代なので天皇が仏教を信仰するのは普通。後醍醐天皇は密教の加持祈祷にたけて、祈祷にのめり込んではいましたが、「異形」呼ぶ程のものではないという説が出ています。

この本に寄稿している研究者のプロフィーを見ると、1970年代~80年代生まれの研究者がほとんどです。今後南北朝時代のイメージががっらと変わって来るでしょう。歴史ファンにも南北朝好きが増えていきそうです。


楽  天

戦国時代「北条太平記」

「北条太平記」 原作・監修 西脇普総生 漫画 みかめゆきよみ 桜雲社

楽  天
北条は北条でも、北条政子さんの実家で執権を出した、鎌倉の北条氏ではなく。戦国時代の神奈川県小田原に城を構えていた、伊勢宗瑞(北条早雲)よりはじまる小田原北条氏の方です。ドラマや小説では扱いが小さいのですが、武田信玄や上杉謙信とも互角に戦った、戦国最強の大名です。

鎌倉と小田原北条氏とのかかわりは、初代宗瑞が対上杉氏・三浦氏のため大船駅の西に玉縄城を築城したことからはじまります。玉縄城の近くには玉縄北条氏の寺がいくつもあります。北条綱成という、イケメンヒーローが城主でございました。

小田原北条氏は文書を多く残していて、多くの歴史研究者がおり、他の戦国大名をしのぐ研究がされています。その最新の研究結果をもとにかかれた、4こまギャグまんがです。

西脇普総生氏のブログ みかめゆきよみ サイト twitter

おすすめの鎌倉幕府の本。人気過ぎて古本で1万円。

「頼朝武士団」細野重男 鎌倉幕府と頼朝のことを、現役の大学教師の歴史研究者が書いている本です。この本のオモシロ話も、ほぼ吾妻鏡から採られています。鎌倉幕府の事を、楽く面白く知りたい人へ、超おススメしたい本です。

現在絶版で、電子書籍化もされていません。2018年5月現在なんと8,000円越えです。

「頼朝の武士団」細川重男 鎌倉幕府と頼朝とは何か?面白く読めるまっとうな歴史研究書です。
吉報!「頼朝の武士団」が朝日新書で再発売されました。 2021年11月に歴史愛好家待望の、「頼朝の武士団」の新装版が販売されました。 「鎌倉殿13人」の本で読むべきなのはコレだ!「頼朝の武士団」細川重男、新装版が出たので2回目の感想...

2017年1月5日「鎌倉の地元遺産100」「北条太平記」
2017年1月21日「南北朝研究の最前線」
2017年2月14日「鎌倉・江ノ電さんぽ」「鎌倉の石碑めぐり」
2018年5月30日「頼朝武士団」

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