本の写真を自分で撮るブロガーです。
書評を書くブロガーは多いですけれど、自分で書影(本の写真)の撮影をするブログを観たことがありません。たぶん何処かにいるかと思いますが、世界でただ一人の、本の写真を自分で撮るブロガーではとないかと思っています。
前のブログのときは、物撮りセットがあり、そこで撮影していました。一様、
ロココ・ヴェルサイユ バージョン
ロココ・カントリー バージョン トワレ・ド・ジュイ仕様
新古典主義 バージョン
平安王朝 バージョン
ギリシャ 金きらきん バージョン
を作る用意があるのですが、なかなか作れません。材料は買ってあるんで、はよ作れよ!
真田丸のおかげで、再発売。
SNSは情報を取るためにやっております。自分から呟くことは少ないです。日本史、古典文学界隈の人をフォローしたら、真田丸に夢中な人が多くて、私も引きずられまして、ハマっております。
ただ今、上田市美術館にて絶賛巡回中!
http://koten-kagu.jp/2016/05/14/syumi-14/
「戦国ファッション図鑑」はtwitterらーさんたちによると2008年だか2009年に出版され、絶版になっていたのが、書名を変え再発売されたものだそうです。
日本史界隈の人たちは、二次創作をする人も多く、戦国イラストや漫画を描く参考されているようです。
「戦国ファション図鑑」はこんな本です。
戦国ファッション図鑑 イラストで解説する戦国時代スタイリング
監修 山田順子 企画・編集・文 植田裕子 発行 立東舎 1,944円 本体価格 1,800円
イラストで、戦国時代の服装の甲冑から。男女・身分上下・職業別の服装と、下着・髪型・化粧と小物についての図解説明がされています。
大河ドラマを観て、この着物は何に?と思ったら、手にして下さい。
甲冑、袴の着付けの手順、忍者が穿いていた、ら・し・い伊賀袴の作り方が載っています。あわよくば戦国コスプレをしたい人、必見でございます。
着物生活の参考にもなります。
着物生活はじめたい!
心に余裕がなくて、今のところ何も手をつけていません。普段着着物の生活をはじめたいと思っています。
この「戦国ファッション図鑑」は現代の和服の着こなしでも、いろいろ示唆されます。アクティブな身のこなしに、袴は気になるアイテムです。
もちろん袴は、フォーマルとして重要で、現在でも男性のフォーマルに、仙台平の袴は欠かせません。歴史的には、女性も室町時代まで、必須アイテムでした。
体を動かす、普段着の袴、いろいろ出ています。実用品だからいろいろあります。ミニスカートならぬ、ミニの袴もありました。指貫の裾の括り方なんてでていますよ。これは参考になりますな。伊賀袴そのうち作ります。
小袖で、考える現代と戦国時代
ドラマでは、正座する戦国の姫君、よく見ますね。楚々として綺麗です。
現代の戦国時代劇では、製作費の関係で、小袖は江戸時代兼用で、身頃が細く作られているそうです。これだと女優さんは正座することになります。そこが美しかったりして。
小袖を着ると、胡坐をかいたり、ひざを崩しても、裾が割れて下着が見えません。それは、今の着物と違って、小袖は身頃の幅が広く、合わせ目が体の後ろに来るくらいだそう。
女性でも付丈で、帯も細いので、着付けが簡単です。帯が細くてはだけそうに見えますけれど、前掛けとか袴に類するものを穿けば、安心でよさそうじゃありませんか。
現代女性にも安心な、小袖ですが、現代人の美意識で見ると、許せない部分が… 小袖は身幅広いので、太目に見えるかも。そしてお腹のあたりに”たるみ”が出ます。そこは難しいかな。
正座論
戦後しばらくは、日本人が平気でしていた“正座“が、昭和50年代くらいから、正座が出来ない人が増えてきました。
この原因を、「しつけがなってない」「茶道ができない日本人が増えた」「正座は封建時代の物、日本から封建制が消えたので」こういう説があるようです。
私が考えるのには、日本人の体格が良くなったからです。戦国時代は女性も胡坐で失礼がない。のは戦国時代の体格が江戸時代より大きかったこと、
江戸時代は男でも身長150cm台で、菜食が普通でした。明治維新から緩やかに上昇し戦後爆発的に体格が良くなりました。
正座すると足に、全体重がのります。体格がよくなると、足が痛くて正座できなくなります。そんなところが理由でしょうか。
そろそろ、畳の上では、胡坐も、立膝も、フォーマルとして認めませんか。戦国時代ルネッサンス!
「これ買いたい!」と思っている人が、一番知りたのは、お値段。営業の仕事をしていたときに、お客様が値段を聞いてきたら、買いと教えられました。本を紹介して、お値段がクリックしなくてもわかる、お値段付きのバーナーを私は必ず貼るようにしています。
今回は、本音炸裂のエントリーでした。戦国時代~!!
2016年7月25日初出
『真田丸のおともに「戦国ファション図鑑」、着物生活のおともにも「戦国ファション図鑑」。』
2017年10月4日エントリー名変更