亀ヶ谷(かめがやつ)切通しは、幕府が整備しました。
源頼朝が鎌倉に幕府を開いてから、整備されました。鎌倉七口切通しのひとつです。
鎌倉七口切通しは、名越坂、朝比奈峠、巨福呂坂、亀谷坂、化粧坂、大仏坂、極楽寺坂です
北鎌倉方面、長寿寺から歩いて見ました。
長寿寺のエントリーです。

自動車は通行禁止です。徒歩か自転車かオートバイしか行けません。抜け道になるので、観光に利用しても良いかと思います。
長寿寺周辺の亀ヶ谷への道は、紫陽花が植えられていました。

亀ヶ谷切通し 鎌倉街道を見る。長寿寺横
五月の終わりに行きました。新緑でした。坂は険し目です。かつては自動車も通れたので幅もありますし、古いですが舗装もされています。

亀ヶ谷

亀ヶ谷
坂は険しいです。途中から民家もなくなります。

亀ヶ谷 切通しの壁
頂上が見えてきました。

亀ヶ谷 頂上を越え扇ガ谷方面を見る

終点 岩船地蔵
週末に行ったのですが、通る人が意外と少なかったです。私とカップルとカメラ中年一人、オートバイが何台も通ってました。坂は北鎌倉方面からの方が楽だと思います。鎌倉駅方面から自転車を押して来た人は大変そうでした。
こらむ 坂が険しくて、亀が引き返しました。
この切通は今よりもっと急で、亀があきらめて帰りました。
亀がこの坂を上って行って頂上まで登れず引き返して来たということから。亀返り坂といわれ、それがいつのごろからか亀ヶ谷坂になったともいわれています。
(かまくら子ども風土記 上)
もう少し何かないけと、ネットを見ていたら市のサイトに、
今でも急な坂道ですが、昔はもっと急な坂だったようです。
「建長寺にいた亀がこの坂を上ったものの、頂上まで行くことが出来ずに引き返した」という伝説があり、それから亀返り坂(かめかえりさか)と呼ばれるようになり、それがいつからか亀谷坂と呼ばれるようになったと伝えられています。
建長寺の亀?目撃者はこの亀が、建長寺の池で甲羅干しをしていたのも、見たのでしょうか?説話成立的にはどうなんだ。
追記
建長寺の回春院の大覚池にいる亀説がありました。大亀が池だそうです。

そういえば、香風園という鉱泉がでる旅館がありました。川端康成など文化人の宿泊した旅館です。1970年代に閉館し。多くの反対運動がありましたが、今はマンションです。それを除くと、変わってません。扇ガ谷は畑と住宅地です。
亀ヶ谷 アクセスデータ
北鎌倉・山ノ内・建長寺方面よりのアクセス
長寿寺の角を曲がってください。
アクセス方法 最寄駅:JR横須賀線線北鎌倉駅 徒歩15分
北鎌倉方面の寺院
山ノ内・北鎌倉駅周辺の観光まとめ

明月院

東慶寺

円応院 閻魔大王で有名

長寿寺 4・5・6 10・11月の金・土・日・祭日公開


長寿寺
流しそうめんで有名な茶店の角でしたが閉店、2016年6月現在空き地です。茶屋かど、再開店しました。2016年11月確認
亀ヶ谷切通し頂上付近
10分くらいで歩けます。頂上付近は人家もないので、暗くなってから女性が通るのは止めた方がよいでしょう。
鎌倉駅・扇ガ谷・岩船地蔵方面よりのアクセス
横須賀線の線路のそばの岩船地蔵の角を曲がってください。
アクセス方法 最寄駅:JR横須賀線線鎌倉駅 江ノ島電鉄線鎌倉駅 西口より徒歩20分
扇ガ谷の寺
薬王院

岩船地蔵

浄光明寺


海蔵寺

壽福寺

巽神社

2016年6月16日初出
2016年12月20日改訂
2022年2月17日改訂