座敷は風情があります。
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今回は私が好きで、見ると反射的にたくさん写真を撮っていしまう、伝統工法の、和室の写真です。もう、「和室萌え」とか「座敷萌え」とか「室礼萌え」です。
仏殿と隣接する庫裡?は、自由に見て回ったもよいということでした。仏殿は平成に入ってからのだそうです。庫裡はの方は戦前かも知れません。(案内の人に聞いておけばよかった。)古き良き日本の住まい。ここしかないというものではありませんが、感激してしまいます。
生まれた家が戦前の伝統工法で、日本家屋が住みずらいことは知っています。特に冬はきびしい。逆に掃除は箒とはたきだけで済むので、荷物がなければ楽かな。将来手に入れられるなら、小さい平屋の、日本家屋に住みたいです。もちろん、リフォームして断熱材入れます。掃き出し窓も、半分は潰そうかな。

長寿寺

長寿寺
座敷が重なるように見えるのは、お金持ちのお屋敷みたい。
最後の写真のように、座敷が重なるように見えるのは、絵巻物にも、浮世絵にも、歌舞伎の大道具にあります。私はこれを「お金持ちポイント」と密かに呼んでます。子供のころお金持ちのお友達の家に行ったら、お家がこう建てられていて、お庭は池のある日本庭園。子供のころからの思い込みですが。好きです。
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石畳に、七〇〇年前のモダンデザインを見つける。
石畳が気になります。大町の宝戒寺の八角形の大きな踏み石が気になりました。こちらは密教・天台宗ですので、「なんかある?」と、卒論で平安末の天台座主慈円を取り上げたので反応しました。エヴァンゲリオンの六角モティーフとの比較もしました。(これはデザインのことを書いているからいいんです。)


長寿寺 石畳

長寿寺 石畳

長寿寺 石田畳 古いものこれは趣があります。
直輸入の禅宗文化?
このパターンはいいですね。禅寺らしくて、最後の写真は出口の石畳で古びて趣があります。表側の庭はすべてこのパターンです。中国をイメージします。さらに湯島の聖堂を連想しました。鎌倉・室町の禅宗寺院は、大陸から輸入文物がある最先端の場であった。その後、このデザインは江戸時代までに、消費しつくされました。今、ここで直輸入に近いデザインを見ると、新鮮な印象を持ちました。
注意:この文は直感だけで書いているので、本気にしないでください。
庭は慎重に、語りたい。
庭を取り上げるときは、慎重にしたいと考えています。鎌倉でも、どこでもそうでしょうが、庭が綺麗な寺院は、造園業者が入っています。生きた植物相手ですから、庭の造りが変わることもあると思います。建物より、日々造り込まれることで、現代人の美意識が反映されやすい場所です。現代人は現代人の作ったものに反応しやすいものです。
変わったもの、見つけちゃいました。

長寿寺 地蔵像

長寿寺 かえる
変わったもの見つけちゃった。門の前のお地蔵さん。お行儀が悪いのが、ちょっとセクシー!蛙がなごんでいます。浄智寺の狸のように由来があるのか?
追記:建長寺、高徳院(鎌倉大仏)でも設置していました。民俗的な意味があると思います。
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春の公開は日、4月・5月・6月、秋の公開日は、10月・11月の金・土・日・祭日の10時から15時、雨天中止だそうです。
近くの名所 北鎌倉 山ノ内の紹介
東慶寺
明月院
円覚寺






円覚寺 建長寺 宝物風入れ
浄智寺
円応寺
長寿寺、4~6月 10・11月 金・土・日曜・祭日 限定公開です
禅居院 非公開寺院を 梅かまくら特別参拝でのぞいてきました
光照寺

成福寺 横須賀線で北鎌倉駅の手前で見えるあのお寺です、鎌倉ではレアな浄土真宗

2015年10月6日、7日初出
2016年6月1日改訂
2022年2月18日改訂