金沢街道沿いにあります。
浄明寺に竹寺の報国寺のある、金沢街道も、十二所神社バス停でバスを降りると、田畑こそありませんが、田園地帯の光景です。鎌倉のはずれの方に来たんだ感があります。鎌倉の原風景いや日本の原風景です。少し外れると和食レストランと現代の住宅がみえますが。
そんな日本の田舎の風景の中にあるのは、地域に根付いた鎮守様、十二所神社があります。静か境内にいると、昔にタイムトラベルした気分になります。
見どころ
本殿 江戸時代の彫刻があります。
関東地方の江戸時代の神社建築は、彫刻が施されています。本殿の中央には、波にうさぎが彫刻されていました。千社札が貼られて庶民的です。
天保九年、三間 茅葺 角柱 三斗・撥束 後部内陣突出

十二所神社 本殿のうさぎの彫刻

十二所神社 本殿の獅子の彫刻

十二所神社 本殿

十二所神社 本殿
境内
神社の境内は、緑が深く神々しい場所です。十二所神社も、静かで大きな木が生えた緑深い場所です。

十二所神社 境内 岩穴のお社は 左が疱瘡神、右が宇佐八幡

十二所神社 境内 お社は地主神
デザイン的にいいかな、と私が思ったのは、石積みでした。鎌倉石に大谷石も混ざっています。十二所神社に幾たびに、この石垣に目が向きます。ちょっと気になる。

十二所神社 石垣
十二所神社とは
祭神 天神七柱 地紙五柱
お祭り 九月九日に近い日曜
境内社 山の神、疱瘡神、宇佐八幡、地主神
神徳 子孫繁栄
行事 五月五日と大みそかの夜に、餅つき大会が行われる。除夜の鐘とともに奉納、参拝客に餅がふるまわれる。
十二所の鎮守。古くは熊野十二所権現社といい、弘安元年(1278)の創建とされる。もとは光触寺境内にあったが、天保九年(1838)に現在地に移された。
当時、社を管理していた明王院所属の棟札には、里人が土地用材を寄進、土木開墾の奉仕により遷座されたと記されている。明治維新により十二所神社と改称され、明治六年(1873)十二所の鎮守として「村社」に列格された。
鳥居脇に「百貫石」という石がある。重さは二十八貫(約一一二kg)で昔、祭ではこれを持ち上げる力自慢もいたという。
鎌倉の神社 小事典
アクセス方法
webサイト: | なし |
住 所: | 神奈川県鎌倉市十二所285 |
管理元神社: | 八雲神社 http://koten-kagu.jp/2016/04/13/kamakura-32/ |
アクセス方法
最寄駅:JR横須賀線線鎌倉駅・江ノ島電鉄鎌倉駅東口
バス :東口 京急バス 鎌倉霊園正面前太刀洗・金沢八景駅・ハイランド循環 行き小坪経由逗子行き 十二所神社下車 徒歩1分

十二所神社のかまくら物語の看板
杉本寺から十二所 金沢街道沿いのお寺と神社の紹介 鎌倉駅方面より
杉本寺

報国寺

旧華頂宮邸 木・金・土・日・祭日はお庭公開です

浄妙寺

明王院



光触寺

十二所神社

2015年9月11日「境界は気になるもの、十二所神社」初出
2016年3月24日「十二所神社 十二所 金沢街道沿いにあります。アクセスデータ付き」改訂とアクセスデータを加筆
2018年8月3日改定と写真貼り替え
2022年2月21日改訂