妙隆寺
若宮大路から東側にある通りは「小町大路」といいます。有名なお土産物屋がならぶ「小町通り」と名称が似ていますが、こちらの道は鎌倉時代からある道です。ぶらぶら歩くには、車の通行量が意外と多い通りです。さて、小町大路を歩いていると、路地の奥にお寺の山門が見るお寺があります。鎌倉七福神の寿老人のお寺、日蓮宗の妙隆寺です
見どころ
山門
山門は佇まいが良いです。道からかなり奥に山門が建っています。思わず何かありそうと、入ってしまいました。金の飾りの印象的な山門です。江戸時代に作になります。
江戸末期 四脚門・虹梁大瓶束笈式 切妻・瓦葺 丸柱 三斗詰組

妙隆寺 山門

妙隆地 山門
山門です。奈良時代の様式を取り入れているようです。金具との取り合わせが、現代的。
本堂
明治以降の建築になります。山門と同じく飾り金具が印象的です。

妙隆寺 本堂
寿老人堂と寿老人の石像
本堂の右手前に、寿老人堂。左手の御朱印受付のそばに、寿老人の石像があります。石像は最近できたもののようです。

妙隆寺 寿老人のお堂

妙隆寺 寿老人の石像
妙隆寺とは
宗派 日蓮宗
山号寺号 叡昌山 妙隆寺 (えいしょうざん みょりゅうじ)
創建 至徳二年(1385)
開山 日英上人
開基 千葉胤貞
本尊 釈迦牟尼仏
江の島鎌倉七福神 寿老人
小町大路沿いの「日蓮辻説法址」から、八幡宮方向に100メートルほどいった左手にある日蓮宗寺院。一帯は鎌倉幕府の有力御家人だった千葉常胤の子孫胤貞の別邸跡と伝えられ、一般に「千葉屋敷」とも呼ばれる。
(略)胤貞が先祖追副のため至徳二年(1385)、七堂伽藍を建立して妙隆寺を創建し、中山法華堂の日英上人を開山に迎えたと伝えられる。(略)
(略)第2代の日親上人は、(略)激しい修行をしたと伝えられる。また、室町幕府六代将軍足利義教に、祖師日蓮上人に倣い「立正治国論」を建白しようとしたが容れられず、捕らえられて拷問を受けた。そのとき灼熱のした鍋を被せられても主張を曲げなかったので、「鍋かむり日親」の偉名が付けられた。
鎌倉の寺 小事典
アクセス方法
webサイト: | なし |
住 所: | 神奈川県鎌倉市小町2-17-20 |
電 話: | 0467-23-3195 |
入場時間 : | 特になし |
拝 観 料: | 無料 |
アクセス方法
最寄駅:JR横須賀線線鎌倉駅・江ノ島電鉄鎌倉駅
徒歩 :鎌倉駅東口より15分
近くの、神社・お寺・カフェ・史跡
小町大路(若宮大路の東を平行に通る道)周辺を、鶴岡八幡方面から、大町方面の順番です。
宝戒寺
東勝寺跡 腹切り櫓(やぐら)
大仏次郎茶屋 作家 大仏(おさらぎ)次郎の家、週末はカフェになります。
日蓮辻説法の跡
蛭子神社
宇津宮稲荷
珈琲 井川 松竹女優 井川邦子さんがはじめた喫茶店
本覚寺
妙本寺
ぼたもち寺 常栄寺
八雲神社 大町
教恩寺

おすすめです。寒川神社神苑


妙隆寺
2015年9月19日初出
2016年2月28日改訂
2016年9月15日改訂
2018年2月4日改訂
2019年3月17日改定・写真追加