美術館の後は、コーヒーを飲みましょうの、流れを作った店。
倉敷の大原美術館の隣には、エル・グレコという、喫茶店があります。大原総一郎氏の肝いりで、できたお店だそうです。黒田辰秋(家具の世界ではすごい人です。)が京都の進々堂のために作った、机といすの写しを大丸百貨店家具部依頼しました。
エル・グレコの名称は、美術館所蔵で、有名な「受胎告知」のスペインの有名な画家、エル・グレコから取られています。大原美術館でエル・グレコを見て、隣の喫茶店エル・グレコでコーヒーを飲むのが、定着しました。
日本で、美術館にカフェが併設される、流れを作った店ですね。
国立新美術館で、大原美術館コレクション展。「受胎告知」降臨

乃木坂の国立新美術館で、エル・グレコを鑑賞したら、東京の有名な喫茶店エル・グレコで、コーヒーにしましょう。と思ったら…
乃木坂の、喫茶店、エル・グレコは閉店しました。
乃木坂と言えば、「東京、乃木坂、エル・グレコ。」のコピーで、かつて、テレビCMが流れていましたエル・グレコです。関東ローカルだけっだたのかな。贈答用のカセット式のドリップコーヒーのCMで、お歳暮お中元時期には、CMが大量に流れていました。
地下鉄の乃木坂駅の真上に、この喫茶店のエル・グレコがありました。
私は青山。六本木界隈で仕事するようになってから、夜、仕事帰りに一人で来ていました。まだスターバックスが日本上陸する前です。中年男性のスタッフたちが店を切り盛りしていました。(飲食店で正社員の中高年の男性だけ働いていることは、経営的に成功しているお店です。バイトばかりの店は、利益が少ない可能性があります。)
最近は六本木あたりで、他にひいきにしている店もあるし、スタバにも行くので、しばらく足が遠のいていました。つい3ケ月ほど前、乃木坂駅を通った時に探したら。ない!建物ごとなくなっていました。
機縁にも、半分ギャグとして、大原美術館のエル・グレコを鑑賞したら、乃木坂のエル・グレコで、コーヒーが飲みたいなと思ったのですが、残念。
六本木の美術館から美術館への抜け道で、昭和な喫茶店を発見!

国立新美術館から、六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーへ、住宅街をとおる、抜け道を、歩きました。同じようにヒルズに向かって歩くカップルの後を追うように歩いていると。昭和な喫茶店を発見しました。
カファブンナ、昭和55年56年の別冊暮らしの設計「珈琲・紅茶の研究」「珈琲・紅茶の研究PARETⅡ」で紹介されているくらい、古い喫茶店です。マンションの2階で、開店当時のまま営業しているよう。内装が写真のままでした。オーナーが一人で、切り盛りしていました。
ウィナーコーヒーを頼んだら、生クリームを手で泡立ててくれました。
店では、常連客がカウンターに座っていました。私も1人客なので、カウンターに席を取りました。
ウィンナーコーヒーを頼んだら、オーナーが、ボールで生クリーム手で泡立ててくれました。ボールに泡立て器の当たる、カシャカシャという音。私は自宅で生クリームをミキサーで泡立ています。業務用では既成品のホイップクリームを使うのが普通だと思っていたので。驚きました。「混ぜないで、飲んでください。」と言われた、コーヒーは程よく、ゆるいクリームがのっていて、自然とコーヒーと混ざりました。これは、美味しかった。
小一時間、読書をしながらいました。隣の席のロマンスグレーの紳士が、パイプをふかしながら読書。時々オーナーと話す姿が、ハンサム!大人の六本木です。
カファブンナの、アクセス方法。
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住所:港区六本木7-17-20 明泉ビル2F
電話:03-405-1937