藤沢の遊行寺は正式名称が、藤澤山無量光院清浄光寺で 時宗大本山です。
遊行寺こと清浄光寺とは
時宗総本山清浄光寺(以下、遊行寺と呼びます)の開山上人である呑海上人は、俣野の庄(現在、藤沢市と横浜市戸塚区の境界線辺)の地頭俣野五郎景平の実弟です。景平は遊行四代呑海上人も遊行二祖真教上人の門に入ったといわれています。呑海上人が藤沢の地に遊行寺を開いたのは正中2年(1325)です。呑海上人は、藤沢に住んでまる二年後の嘉暦2年(1327)2月18日に63歳で入寂されています。これからのち、遊行上人を引退すると藤沢に住み、これを藤沢上人と呼んでいます。(遊行寺のサイトより抜粋http://www.jishu.or.jp/yugyouji-engi/yugyouji-souken)
※箱根駅伝出てくる「遊行寺の坂」はこの寺の脇を走っています。
境内の見どころ
惣門 いろは坂
黒の冠木門 遊行寺の黒門と言われているそうです。
阿弥陀様の四十八願にたとえて、四十八段と呼ばれています。地元では親しみやすく、「いろは坂』と呼ばれているそう、きつい坂でした。
鎌倉石に似た石でした。
赤門
いろは坂の途中の、真徳寺の門です。赤い雲形が印象的でした。
本堂
関東大震災で倒壊したのち、昭和12年の落成したそうです。木造銅葺きです。
木造では東海随一だそう。ボリュウミーででかい!
中雀門
安政6年にできた、遊行寺で一番古い建物四脚門で、高さ約6メートル、幅約2メートル70センチ。大棟に皇室との深いつながりを示す菊の御紋、屋根の下に徳川家の家紋である葵の御紋が刻まれています。建立者は紀伊大納言徳川治宝(とくがわはるとみ)です。
庫裡
なかなか面白い、デザインでした。
宇賀神弁財天
徳川家とゆかりがあるそうです。
明治天皇御膳水
宝物館の前にあります、明治天皇はたびたび遊行寺の泊まられました。そのとき使用された井戸たそうです。
小栗判官照手姫の墓
長生寺にあります。小栗判官照手姫伝説は込み入った話なので、リンクをたどって、ウィキペディアで読んでください。江戸時代までは誰でも知っている説話でした。
ヴェローナのジュリエット像、熱海の貫一お宮の像と通じるものがあります。私が行ったとき熱心に写真を撮る中高年の男性のグループが来ていました。伝説を事実と感じられる場所かもしれません。
お寺の裏の日本庭園の中に、お墓があります。写真はありません。(電池が切れたのですみません。)
境内をデザインで見てみました。
http://koten-kagu.jp/2015/11/13/dezain-47/
一遍聖絵展
http://koten-kagu.jp/2015/11/07/dezain-42/
アクセス方法
webサイト: | http://www.jishu.or.jp/ |
住 所: | 〒251-0001 神奈川県藤沢市西富1-8-1 |
電 話: | 0466-22-2063 |
アクセス方法
最寄駅
JR東海道本線藤沢駅・小田急江ノ島線藤沢駅・江ノ島電鉄藤沢駅
徒歩 :藤沢駅北口より15分
バス :藤沢駅北口5番のりば「戸塚バスセンター行(戸81 船65 藤54)」乗車、
「藤沢橋」で下車
タクシー:藤沢駅北口「遊行寺まで」
私は藤沢駅から歩いて行きました。遊通りという商店街を行きましょう。
宝物館のデータ
遊行寺宝物館 開館日が変則的なので気を付けましょう。
開館日 月・金・土・日と祭日
開館時間 10時から16時(入館は15:30まで)
入場料 400円 中学生以下200円
webページで確認してから行かれた方がよいでしょう。
特別展「国宝 一遍聖絵」展
会 期 平成27年10月10日(土)~12月14日(月)
休 館 日 毎週 火・水・木(祭日は除く)
開館時間 午前10時~午後5時(入館は閉館30分前まで)
入館料 800円
11月17日まで、国宝一遍聖絵全十二巻を、こちらで展示します。
11月19日より、会場が神奈川県立歴史博物館 神奈川県立金沢文庫との3か所での展示になります。