2012年11月、家具大好き人間、青山に行く。
青山大好きです。この街で働いていたこともありました。何十年も青山に来ています。
そして昨日も遊びというか、インテリア業界ウォチに行きました。今回の目的は。
東京デザークイナーズウィーク と フランフラン青山店 です。
東京デザイナーズウィーク 2012
今回東京デザイナーズウィークに足を運んだかというと、当時家具デザイン研究所に通っていて、無料入場券をいただいたので、行きました。

全部見切れないので、プロの家具コーナーと伊藤若冲インスパイア作品展を中心に拝見しました。
(完成度の高い物を中心に観賞)
写真は撮り放題?でしたがあまり撮ってなく、
参考になったのは、竹の集積材のいす、アルミ板にカシューで絵を描いている画家さんに出会えたことなど。
東京デザイナーズウィーク火災事故
私がこの記事をアップした、2日後の11月6日の夕方、展示品の木製ジャングルジムから、出火し、5歳の男児が死亡する痛ましい、事故が起こりました。
東京デザインウィーク火災死亡事故、遺族が大学やイベント会社を提訴 日経クロステック/日経アーキテクチュア 2020.05.18
会場で私も、火事を出した木製のジャングルジムを見ました。私が見た時も子供たちが遊んでいました。事故の原因となった木の削りカスも木枠に詰められていました。子供の遊場が他になかったので、人気でした。
問題の木のジャングルジムを見た感想。何の変哲もないジャングルジムを、金属のパイプから、木に変えたものでした。シンプルモダンのオブジェと云えるものでした。アイデアと確固たる構想も無い感じがしました。
柵の外でオブジェとして鑑賞するならともかく、子供の遊ぶ遊具には、安全基準があるので、遊ばせていいのかなーと思いました。短期間のイベントなら、法律的に大丈夫なのか、私は知りません。でも悪い予感はしました。
東京デザイナーズウィークは、素人のイメージがあります。
1990年代、偶然青山で、第一回のデザイナーズウィークに、行き合いました。青山には家具インテリアショップが多いので、スタンプラリーをしていた記憶があります。
出展者から、見本市に出るより、出展料が安いという話も聞きました。起業したばかりのインテリア雑貨ブランドや、アーティストも参加していました。教育機関の出展も多かったです。
東京ギフトショーと比べると、素人・半分素人の出展者が多い会でした。
素人臭いのは、平成の時代らしいことでしたが。それが最悪の方に法に出たのが、東京デザイナーズウィーク2013でした。
フランフラン青山店で、思ったこと
その後FOBコープを見て、元ハーゲンダンツ一号店(バブルの想い出!)跡地にできたフランフランの雑貨店で少し買い物、お昼を食べてなかったので、フランフランになりながら、家具専門店になった、青山通り沿いの、フランフランの旧店舗(閉店)のカフェで、夕方食事をしました。
こちらの店舗ですが、雑貨では弾けまくりのフランフランでも、家具は王道のモダンスタイルばかり、プラスティックのクラシックチェア、オットマン付きのフランフランらしい家具もありました。クラッシック好きの私は、残念に思いました。
背の高いベットは、私も買いたいと思いました!日本の家具屋ではベットヘッドが、高いベッドが見つからなかったからです。背が高いと大きなクッションを置いて読書するのに、丁度いいのです。
正面の一番目立つ場所に有った、ダイニングセットコーナーは、昔のデパートか大型スーパーの品揃えの印象を持ちました。ダイニングセットがズラーっと並んでいました。
売れるものと、フランフランらしいものとの、ところでのジレンマを感じました。
この店は「インテリアの意識の低い人」に興味を持たせる店、インテリア初心者の入り口になってもらえれば期待しています。
多くの輸入家具専門店が、するように、安易に高級路線に向かないで欲しいな、これは大挑戦です。
(関係者の皆様、素人が書いているので。読み飛ばしてね)
2012年11月4日初出
2022年7月30日加筆改訂