もしかして戦中生まれ?預かり物の机。

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インテリアの歴史

私の母の父は都内で運送業を営んでいました。羽振りが良かったのか、母は終戦直後でも渋谷の東横デパートの劇場で、歌舞伎を観たそうです。(愛国少女だったので、二重橋も行きました)ご苦労された方が多数いた時代に、毎月歌舞伎座に通ってたそうです。終戦直後に母は祖父に、机をおねだりしたそうです。運送屋の経営者でネットワークがあった、(母に言わせれば、何処からか調達してくる)人でしたので、この机を手に入れました。

材質も揃えられているし、金具も新品、職人が作ったという工芸品の家具です。順当に考えて、大正時代か戦前の物資のあった紀元2,600年ぐらいまでに作られてものかと思われます。

でもね私思うのですが、もしかしたら、太平洋戦争中の品かもしれません。軍関係の仕事をしてた工場とか、軍の横流しがなくても、ストックした木材をを使い、もくもくと庶民のオーダーメイドに応えた職人さんの手になるものだったかも知れません。

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この机なんですが、実は妹の物なんです。私はお預かりしてるだけなのです。妹は結婚した時に漆塗りの文机を持って行ったので、返してと言われない気がするのですが。大切に使わせていただきます。

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