一枚の紙で、家具の歴史が分ります。
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皆さんもあるかと思いますが、すごーく安くてすぐ買いそうなんだけれど。何年も買わないもの、ネットだとBookmarkに入れて、時々眺めているものってありませんか。
¥1,000-ですが、ここのショッピングサイトで売っているのが数十万円するいすなので、気後れしていました。それに、ネットショッピングは手間がかかるので、金額が安いと逆に面倒じゃありませんか、興味があったんだけど買っていませんでした。
数日前久しぶりにこのページを見ていたら、印紙でも切手でも¥1,000-分送ってくれば売ってもらえると出ていました。引き出しの奥から未使用の印紙があることを思い出し、郵送で送りました。
こちらの封筒で今日送られてきたのですが、この封筒にやられました。クラッシックインテリア大好きななんで、私好みです。いすの背を使うなんてデザインが粋です。ツボですねぇ。(興味のない人には、どうでもいいことなんですが。)写真に撮って載せてしまいました。封筒が折れてるうえに写真が良くないにもかかわらず。載っけちゃいました。
綺麗なカタログもついていました。
内容は宣伝通り、家具の歴史を一刀両断したものです。分かり易かったです。
家具インテリアの歴史は、以前日本ーの西洋家具修復師(と私は思っている。イケメンの中年男性です。)の先生に家具史を習っていたのですが、複雑です(どんな歴史でもとかく複雑なんですが、原書にあたったりするとなおさら。)
家具ですから、時代が下っても古いスタイルが作られたり、先生によって新技術開発の年代が違ったりと大変。家具の鑑定のための歴史は難しいです。
その上、同時代のヨーロッパを横断して考察すると、ぐちょぐちょです。いつの時代も。最先端を行く人も、古物好きも、インテリアは興味のない人と、いろいろいるから、家具・インテリアの歴史の理解は難しいと、私は思うのですが。
この冊子の良かったところは、他国はばっさり切って、フランスだけに絞ったところです。
家具インテリアマニアならずとも、この夏、フランスの古城巡るをする方は是非お勧めします。きっとどや顔でうんちく語れます。
こちらの会社はいすの張り替えで、有名な会社です。お礼状も付けて頂いて、丁寧な印象を受けました。上柳社長様、ありがとうございました。

2012年6月24日初出
2015年9月3日改訂
2016年8月14日改訂