インテリア好きは父から、
父が婦人雑誌を発行する出版社に勤めていましたので、家にインテリア雑誌がありました。父が辛口評論家の山本夏彦のファンで、雑誌「室内」も家にありました。インテリア雑誌を子供のころから読んでいました。
今の家を1969に建てるときには、「モダンリビング」も買い込んでいました。おかげで当時の最先端の和モダンの家を作りました。
そんなことで家に対する関心は子供のころから持ってました。
誰でも、全インテリアスタイルの90%が好き!
スタイルに関して、インテリアに高い意識のある人は、モダンもいい、カントリーも好き、民芸調(最近は聞かないですが70年代はマストでした。)ロココスタイルもいい。日本の得意芸ミニマムも捨てがたい。
インテリアスタイルの選択に悩みます。あーでもない。こーでもないと悩むのは楽しいことです。
私、気がついたのですが、「人は全インテリアスタイルの90%が好き。」ではないでしょうか。
何でもそうだと思いますが、人に、素敵なインテリアスタイルのサンプルを見せると、どうしてもダメなもの以外、好きと答えると思います。
大富豪なら夢がかなうけれど。
好きなインテリアスタイルの家を好きなだけ持てるのは、アメリカの大富豪でもなければ無理!
ニューヨークのマンションはトラディショナルスタイル、ビバリーヒルズの家はモダンスタイル、パリの凱旋門近くの高級アパルトマンはZENスタイル、やりたいスタイルごとに何軒も家を持てますが。無理です
日本の庶民はそうはいかない。部屋数が少ないうえに、家族との兼ね合いがあり。やりたい放題できません。
インテリアの趣味がイイのが、社会地位リンクしていないですね、日本社会は。
私の好きなインテリアスタイル。の変遷
私は1990年代初めまで、クラシックスタイル(プリンセスに傾きすぎたものと、キッチュはそのころは嫌いでした。)と
モダンスタイル(勤務先が青山で最先端見てきました。)
純日本家屋、(数寄屋造りか、江戸の商家)の3スタイルが好きでした。
その頃、あまりにも、好きなインテリアスタイルが多いので、このうちどう絞るか、思い悩んだとき、モダンスタイルはレストランとかブティックなど出入り自由な商業で鑑賞すればいいのだと、ひらめきました。モダンスタイルは手放しました。
モダンスタイルは、ちょっと飽きてます。
1900年代初めに、私がモダンスタイルを捨てたころ、ちょうどそのころから、最先端のモダンスタイルが面白くなくなったような気がします。
スタルクのアサヒビール本社のような、ガッツリやりましたというのがなくなり、六本木ヒルズとか東京フォーラムとか、大人しくなったと思いませんか。
社会人的にいうと、予算が通りやすい建築です。なんかツマラナイ。
2015年11月2日加筆改訂、旧エントリー名「1980年代バブル時代までは、モダンスタイルも好きでした。」
2016年8月14日改訂