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美しいボロ布展 アミューズミュジアム 浅草 2018 ラスト展示を年末に見に行きました。

アミューズミュジアム 美しいぼろ布展
アミューズミュジアム 美しいぼろ布展

2019年3月31日で閉館になります。

ぼろの見せる、美しさ、そして恥ずかしさ。

もし、アパレル、布製品の流通が止まったらどうしますか?古着を買う。それも大量消費に慣れた現代人が取りそうな行動です。それよりは全ての人が、針と糸を手に取って布製品の繕い物をはじめると考えています。布が弱くなれば補強のため素朴な直線縫いで埋めていく、用途が違う布製品に下手くそでもリフォームする。刺繍とかこぎん刺し何かより、ずーと原始的な手法です。それが幾重にも重なって、ぼろとなります。

着物とか、洋の東西を問わず歴史衣装が好きなので、浅草のアミューズミュージアムの青森のぼろの展示は、開館当時から気になっていました。このほど閉館するので、駆け込みで行って見てきました。

田中忠三郎コレクションの、青森のぼろ

江戸時代になると現在の綿花より収穫が少ないとはいえ、木綿が庶民の着物として、主流となりました。寒冷地の青森では綿花の栽培ができず(綿花の育つ北限は福島県あたりといわれています。)、日常衣料は麻を栽培して織った麻布でした。青森県は江戸時代、津軽藩領と南部藩領に二分されていました。どちらの藩においても絹織物は一部特権階級のもので、寒冷地であるにもかかわらず藩政時代を通じて農民が木綿を着用することを禁じていました。

田畑での作業着から、赤ん坊のおしめ、布団まで、農民の身につけるものはすべて、麻布だけで過ごす過酷な時代が長く続くきました。一枚の麻布で寒すぎれば、何枚でも重ねていく。枚数を重ねれば防寒性が増し、糸を刺していけば丈夫になる。傷んで穴が空けば小布で繕い、また布と布のあいだに麻屑を入れて温かくする。そうした厳しい生活環境から生まれたサバイバルの布製品が、こぎんであり菱刺しであり、ぼろだったのです。

田中忠三郎氏が、昭和40年代から青森県内の山・農・漁村を歩き回り、集めたぼろの稀有なコレクションになります。

アミューズミュジアム

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個人的な感想

江戸時代から代々東京に住んでいる人の子なので、他人のこういう恥じるべき過去は、暴いてはいけない、想いがあります。江戸人の残照と想ってください。華々しくとも誇れとも、せき立てず、学術的にこんなものが存在しましたと淡々と展示の方が、私は好きです。

私は東京生まれでですが、子供のころ1960年代に、家の中から戦中戦後のものなのでしょう、糸で補修したぼろが出てきました。テレビのお笑い番組とか街の乞食さんがぼろを着ているのを目にしていた時代です。ぼろ=貧乏で触れてはいけないことだと想っています。

ぼろもダメだけれど、袖口の擦り切れも高度成長期にの日本では、人前で着るのは恥ずかしいことになりました。これがバブル期のアパレルの盛り上がりになり、バブル後のユニクロの隆盛になっていると、私には思えます。

最後に閉館の決まった博物館には、世間とズレてしまってる感。時間が止まった感があります。運営者さんの努力にも関わらず滲み出していて。もう少し早く来ていればとも思いました。

美しいぼろ布展~都築恭一が見たBORO~ 概要

2019年3月31日(日)閉館になります。
w e b: サイト  http://www.amusemuseum.com/exhibition/index.html
会  期:  2018年3月30日(金)~2019年3月月31日(日)
会  場:  アミューズミュジアム
休 館 日 :  月曜日
開館時間:  10:00~18:00(入館は閉館の30分前まで)
入 場 料  : 一般1,080円  大学・高生864円  中・小学生540円 未就学児童無料
一般団体料金は15名以上で864円
身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳・特定疾患医療受給者証をお持ちの方と、その付き添いの方(1名まで)は540円で入館して頂けます。(入館の際は障害者手帳等のご提示をお願いします)

アミューズミュジアム アクセス方法

webサイト: web http://www.amusemuseum.com
住   所: 東京都台東区浅草2-34-3
電   話:  03-5806-1181

アクセス方法

東京メトロ銀座線 浅草駅・東武伊勢崎線 浅草駅 から370m(徒歩5分)
都営浅草線 浅草駅 から500m(徒歩8分)
つくばエクスプレス 浅草駅 から500m(徒歩8分)

都営バス
(都08)日暮里駅⇔錦糸町駅「二天門」下車すぐ
(草64)浅草雷門⇔池袋東口「二天門」下車すぐ

東京都台東区浅草2-34-3
アミューズミュジアム

アミューズミュジアム

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