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光琳と乾山 根津美術館 2018 国宝「燕子花図屏風」を本物のかきつばたと見比べて見ました。

光琳と乾山展 チラシ 根津美術館の庭園の燕子花
光琳と乾山展 チラシと根津美術館の庭園の燕子花

春の根津美術館は琳派です。

毎年四月・五月は、根津美術館では。収蔵する尾形光琳こうりんの国宝「燕子花図屏風」の公開があります。それに併せて琳派の展覧会も開催されています。東京の美術ファンの間では名物となっているイベントです。根津美術館といえば庭園です。点在する茶室に

展覧会終了間近に行ってきました。五月とはいえ気温が低い日だったので、袷の着物で行きました。さすが五月で袷なので着物警察は寄ってこず、楽しく原宿・青山を散策しました。

光琳と乾山展はどんな展覧会

尾形光琳と弟の乾山けんざんの展覧会です。琳派の展覧会ですが、宗達・抱一・其一の他の琳派の作品は今回はありません。光琳・乾山兄弟の作品だけで構成されています。一階の展示室には今回の目玉、光琳の「燕子花図屏風」、「夏草図屏風」とケースいっぱいに立てられた屏風の展示からスタート。兄弟合作のやきものが少し、次の展示室には弟乾山の絵画でした。庵にいる吉田兼好を子供の絵のように描いた「兼好法師図」もあれば、本格的な絵画まで多彩な作品が出品されています。次の会場は2階に移り、乾山のやきものの展示でした。

尾形光琳作 国宝「燕子花図屏風」

子供のころから何回か琳派展に行っていますが、根津美術館の琳派展は見ていなくて、有名なこの絵をはじめて観ました。会場に入ってすぐ目に入りました。凄い存在感!絵の具の鮮やかさ質の良さ。そして筆跡が見事。光琳が確かに描いていたんだな。

ただただ豪華な作品で、言語化された感想が出ない!そうだ庭園の本物の、かきつばたと、見比べよう!

展示を鑑賞した後で、庭園の池でかきつばたの花を見ました。盛りを過ぎて萎れはじめていましたが、綺麗な青い色でした。これを見た後で、「燕子花図屏風」を再度見ました。描かれているかきつばたの生命力が強い。光琳は小袖のデザイナーでもあったのでデザインで魅せる作品が多い。これは左右連続として眺めても、意図のあるデザインと感じられませんでした。色・筆致に制限をしながら、写実表現とは違う、植物の生命感・生々しさを感じました。

尾形光琳「燕子花図屏風」

尾形光琳「燕子花図屏風」http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/past2018_n03.html

根津美術館の庭園の燕子花

根津美術館の庭園の燕子花

最近観た、江戸絵画の展覧会、琳派と対極的な方達の絵でした。

日本美術界の奇祭、「春の江戸絵画まつり」 日本の春の奇祭といえば、「ヤマザキ春のパン祭り」ですが、日本美術界の奇祭「春の江戸絵画まつり」を...

兄亡き後30年近く生き、江戸に赴いた乾山。

弟乾山と江戸・東京は、関わりがあります。江戸に下り今戸で窯を開いた乾山だったのですが、恵まれず。パトロンの応援でしのいだという話を、本で読んだことがあります。乾山と江戸は余り相性が良くなかったようです。

江戸時代前期は、江戸文化が花開く前で、武士の都で上方とは違う風土でもあります。

私は乾山の作品、特にやきものに、江戸中期から確立する江戸文化を感じます。乾山は文人画や和歌を扱った。知的な層に向けての作品です。文化文政の江戸文化爛熟期の受容層とは、ずれているし。”粋”という当時の美意識からも外れています。

私は江戸っ子なので、乾山の哀愁すら漂う、渋い文人画の作品に、江戸の美意識を感じます。乾山が江戸で試行錯誤し、探っていったら江戸好みを当てたように、見えるのです。江戸文化揺籃の時代に、よく先行したな、これは奇跡なのでしょう。

尾形乾山 「銹絵染付金彩絵替土器皿」

尾形乾山 「銹絵染付金彩絵替土器皿」http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/past2018_n03.html

根津美術館は、そろそろ外国のお客様のことも、考えた方が良いと思います。

平日に行ったのですが、外国人のお客様が多い。以前から人気の美術館でしたが、外国人観光客がわんさわんさと訪れる、スポットではありませんでした。最近のインバンドで東京都心で日本的情緒が味わえる場所と、どなたかが紹介したのでしょう。ファッションの街、原宿・青山・六本木のすぐ側に、日本庭園と日本・東洋美術がすごく良い環境で見れるのは、良い観光スポットです。インバンド需要のため今後も頑張って頂きたいです。

気になったのは、外国の表示が英語だけだったのです。館内には中国系をはじめとする多彩な国からの来訪者がいたので、もう少し表示できる言語を増やしたらと気になりました。

「双羊尊」中国前13~11世紀 根津美術館収蔵

「双羊尊」中国前13~11世紀 根津美術館収蔵http://www.nezu-muse.or.jp/jp/collection/detail.php?id=90074

根津美術館は、この羊の銅器を萌えとして押している模様です。チケットもこの柄です。2階の中国古代の青銅器の展示室の中で、異質なほど可愛い青銅器です。類似の銅器が大英博物館にしかないそうです。

根津美術館 庭園

根津美術館 庭園

光琳と乾山 展 概要

光琳と乾山ー芸術家兄弟・響き合う美意識ー

w e b: サイト  http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/index.html
twitter  https://twitter.com/nezumuseum
Facebook https://www.facebook.com/NezuMuseum/
会  期:  2018年4月14日(土)~5月13日(日)
会  場:  根津美術館
休 館 日 :  月曜日 4/30は開館
開館時間:  10:00~17:00 5/8~13日 19:00まで
(入館は閉館の30分前まで)
入 場 料  : 一般1,300円(1,100円)大学・高校1,000円(800円)
中学生以下無料( )内 20名以上の団体
各種障がい者手帳お持ちの方は、本人と介護者一人まで無料

根津美術館アクセス方法

webサイト: web http://www.nezu-muse.or.jp/
twitter https://twitter.com/nezumuseum
Facebook https://www.facebook.com/NezuMuseum/
住   所: 東京都港区南青山6-5-1
電   話:  03-3400-2536

アクセス方法

webページ http://www.nezu-muse.or.jp/jp/access/index.html

地下鉄  銀座線 半蔵門線 千代田線 表参道駅下車
A5出口(階段)より徒歩8分
B4出口(階段とエレベータ)より徒歩10分
B3出口(エレベータまたはエスカレータ)より徒歩10分

バス   都営バス 渋88 渋谷⇔新橋駅前行 南青山6丁目下車 徒歩5分

東京都港区南青山6-5-1

根津美術館の展覧会

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根津美術館 光琳と乾山展

根津美術館 光琳と乾山展

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