2018年2月の記述です
布地の販売で全国に知られる、 鎌倉スワニーに行ったら、「マドヴァン入荷」のお知らせがありました。売り場にマドヴァンの反物が出ています。マドヴァンはフランスの布地ブランドで、古いトワレ・ド・ジュイからデザインされ、独特の布地です。好き嫌いが分れそうな意匠です。
マドヴァンの布について
Mas d’Ousuvan ブランドについて
マドヴァン・ブランドについては、以前取り扱いのあった、サラグレースのページより引用します。
Mas d’Ousvan
マドヴァン
フランス人デザイナーBruno Lamyが2001年に創設したファブリックブランド。トワルドジュイなどフランスの伝統的な柄を再現し、モダンなツイストを加えたお洒落な生地が大人気。もともとブティ(キルト)用に作られた布なので薄手で柔らかいのが特徴です
サラグレースのサイトhttp://www.sarahgrace.co.jp/brand/brand10.htmlより。
マドヴァンの生地は、薄地です。もともとフランスのキルト、ブティで細かくキルティングされる目的で出来た布なので、とても薄い生地です。一般的なフランス製のトワレ・ド・ジュイは、インテリア用品に使われる前提で制作されているので、ほとんどが厚地です。洋服には向きません。マドヴァンの生地はブラウスやシャツ、ワンピースなど作るのに向いています。色調が独特なセンスでこれも、私が大好きなところです。
ジュイの展覧会がありました。西洋更紗トワル・ド・ジュイ展 Bunkamuraザ・ミュージアム

私が知っている経緯
日本語でお買い物が出来る、フランスのショッピングサイト フレンチスタイルジュイのメルマガを取っています。2016年6月のメルマガに、Mas d’Ousvanの社長Bruno Lamy氏がブランドの廃止を発表ました。フレンチスタイルジュィでは、多くのファンのために大量に在庫を取ってくれました。サイトからマドヴァンが消えることはありませんでした。
フランス発 トワルドジュイのある暮らし -好きを生きる-
マドゥヴァン生地が全部廃盤〜!?
2017年7月のフレンチスタイルジュイのブログに、Mas d’Ousvan社は「2018年12月末で完全にマドゥヴァン生地の販売を止めて、2019年春にパリから南仏に移転する。」という衝撃的な記事がでていました。いよいよマドヴァンともお別れかな。鎌倉のスワニーでは店頭に出なくなって久しかったので、いよいよ終わりかと思いました。
フランス発 トワルドジュイのある暮らし -好きを生きる-
マドゥヴァン生地全廃盤についての続報
2018年1月に鎌倉のスワニーに寄ったところ、「マドヴァン入荷」のお知らせがありました。フレンチスタイルジュイのサイトを見てみると、廃止の表記がなくなっていました。マドヴァン社の生地が仕入れられるようになったのでしょう。デザインで廃盤になったものはありませんが色でなくなったものがありました。逆に優しい色目の布が増えたので、使い勝手が良くなり、ファンが増えそうです。
通販で買えるところと、スワニーの実店舗。
楽天でも取り扱いのあるお店があります。こではスワニーとフレンチジョイのサイトを紹介します
通販サイト
フレンチスタイルジュイ
トップページ http://www.fsjouy.com/
マドヴァンのページ http://www.fsjouy.com/product-list/119
スワニー http://www.swany-kamakura.co.jp/
オンラインショップトップページ http://www.swany.jp/
マドヴァンのページ http://www.swany.jp/shopbrand/left_brand_masd/
スワニーの実店舗
スワニー店舗案内ページ http://www.swany-kamakura.co.jp/tenpo-map.html#parking
鎌倉本店
住所 | 神奈川県鎌倉市大町1-1-8 |
電話番号 | 0467-24-8888 |
メールアドレス | support@swany-kamakura.co.jp |
定休日 | 日曜日 |
営業時間 | 10:00~18:00 |
アクセス | 横須賀線 鎌倉駅東口より徒歩4分 提携駐車場あり |
スワニー山下公園店
住所 | 神奈川県横浜市中区山下町27番地プロシード山下公園ザ・タワー 3F・B1F |
電話番号 | 045-662-9887 |
メールアドレス | support@swany-kamakura.co.jp |
定休日 | 月曜日 |
営業時間 | 10:00~18:00 |
アクセス | みなとみらい線 元町中華街駅 1番出口より徒歩2分 提携駐車場あり |
過去に作ったマドヴァンの作品
2010年くらいからマドヴァンの生地が、お気に入りになり色々と作りました。ピンクの天使シェルバン(赤の天使シェルバンのページ)で化粧用のケープとポーチをつくりました。
スワニーでそのころ30cm角のハンケチサイズの端切れが出ていて、パッチワークにして、ティアードスカートにしました。裏地付きなので冬でも着れます。グレー系の色は得意ではないのですが、満足しています。

マドヴァンのスカート
スカートとワンピース作りました。

2013年に作ったバックです。裏表柄をかえました。マドヴァンはデザイン違いでも色・材質に統一があるので、工夫のし甲斐があります。持ち手はスワニーオリジナルの麻布す。表地にバック用接着芯を貼りました。裏袋は薄手のナイロンでポケットを何個も作っています。
最近バックを作るときは裏地をナイロンにしています。これだけで雨の日でも安心です。中のポケットを沢山作ると、逆に大きなものが入らないと作ってから気がつきました。オールマイティなバックて、ないのだと思っています。
使い易いバックでしたが、角がすれてしまいどう修理しようか思案中でしたので、マドヴァン復活は、助かりました。
使用生地

マドヴァンで作ったバック
天使の生地で、ぺルメルを作りました。この色の天使は妖しさが出て、ハマります。
使用生地 天使シェルバン(グレージュベースピンク)

マドヴァンのペルメル
これからマドヴァンで、色々と作りたい!
このところ私の洋裁意欲が低下していたのですが、マドヴァンの生地を見ていると、あれも作りたいこれも作りたいと、妄想の翼が広がります。着物を着るようになるので、着物の下着兼用の、ワンピースやペチパンツも増やしたです。
インテリア用品では、天使シェルパンの布に縁を付けて、壁に掛ける物を作りたい。茶色の天使シェルパンの布が手元にあるので、赤のシェルパンのも欲しいです。欲しいもの尽きません。
マドヴァンは薄手で柔らかいので、下着にも最適
2019年4月追記
最近着物を着るようになって、洋裁から遠のいています。現代の着物事情は男女問わず、着物の下に、下履き=すててこ を履きます。これをマドヴァンで作りましたら、布地が柔らかくて最適でした。好みの生地で作るので、気分も高揚します。
腰巻もいいなと思いを巡らせていたら、廃盤となってしまいまいした。凄く贅沢をしている気分です。下着を手作りするのにも良い布だと思います。
まだまだ手元に布があるので作ります。
まだまだ作っています
2022年1月追記
その後、念願叶って天使柄シェルバンのパッチワークのインテリカバーと、紫の鳥柄のベットカバーと同じくフレアースカートを作りました。私のマドヴァン愛は止まらないのです。

天使柄のインテリアカバー

紫のマドヴァンにベッドカバー
同じ紫の生地でフレアースカートも作りました。
使うあてもなく、生地や50cm角の端切れを買い集めてます。また何か作りたいですが、鋏を入れられなくて、思案中です。
悲報!廃盤だそうです。
2019年4月加筆
フレンチスタイルジュイのメルマガを読んでましたら、マドヴァンが廃業して、インドの工場にある在庫の共同購入のお知らせをしていました。(終了)フレンチスタイルジュイの方にも、欠品が既に出ていますがスワニーの店頭にもまだマドヴァンが残っています。無くなってしまうと思うと、大変残念です。
マドヴァンは2018年の末にフランスでの販売を終了したそうです。詳しくはフレンチスタイルジュイのブログで。
https://ameblo.jp/rubis22112007/entry-12175400825.html
https://ameblo.jp/rubis22112007/entry-12291824482.html

鎌倉スワニー マドヴァン入荷のお知らせ。
マドヴァンは日本人のファンに愛されました。
2022年1月加筆
マドヴァンの素敵な布はインドの工場で作られていました。織ムラや染ムラもあって、断り書きがあった位です。廃盤が決まって1年位しても求めるお客さまがいるので。フレンチジュイで工場から全て引き取ったそうです。布の触り心地が良くて、カルトナージュでも服作りでも、使い勝手のよいデザインでした。なくなってしまったのが残念です
2018年2月26日初出
2019年4月24日加筆
2022年1月27日加筆