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建築家・大高正人と鎌倉別館展 神奈川県立近代美術館鎌倉別館 2017 建築で振り返る鎌倉別館

神奈川県立近代美術館鎌倉別館
神奈川県立近代美術館鎌倉別館

鎌倉別館は改修工事で閉館になります。

神奈川県立近代美術館県鎌倉別館は、1984年に鶴岡八幡宮裏・鎌倉街道沿いの、県立駐車場跡地に建てられました。本展覧終了後、鎌倉別館は長い改修工事にはいります。改修後は設計者大木正人の、オリジナルデザインが変更されることになります。

設計者オリジナルでの鎌倉神奈川県立近代美術館はこれが最後になるので、鎌倉別館で今まであった展覧会の紹介と、大木氏の建築の業績についての紹介の展覧会がありました。

神奈川県立近代美術館鎌倉別館 ロビー

鎌倉別館の建物について。

鎌倉別館は、1984年に常設展示場と収蔵スペース拡充のために建てられました。建物建設に先立って行なわれた発掘調査をしたところ、玄関から前庭にかけての部分に室町時代の鶴岡八幡宮二十五坊跡と思われる遺構が出土したため、当初の計画よりも建築面積がかなり縮小されてしまい、延床面積1,599.8平方メートル、展示床面積483平方メートルとなりました。

翌1985年、建築業協会賞を受賞。軽快な印象をあたえる鶴岡八幡宮平家池にある鎌倉館とは、対照的に、三河の三州瓦の艶消しタイルの外壁と、重厚あるデザインが用いられました。芝生の前庭は、神奈川県立近代美術館の重要な蒐集品の、現代彫刻が野外展示されていました。

神奈川県立近代美術館鎌倉別館

神奈川県立近代美術館鎌倉別館

神奈川県立近代美術館鎌倉別館 庭園

展覧会について

鎌倉別館の展覧会から

鎌倉別館で開催した、過去の展覧会にまつわる、コレクションなどで、鎌倉別館の33年間展覧会の振り返る展示です。

会場が広くないので、本当のダイジェストです。ゴヤ、シャガール、マティスの版画の連作。画家の遺族から寄贈されたコレクションを紹介していました。寄贈品には、南北朝の曼陀羅のような、近代でない美術品もありました。

大高正人氏の業績

鎌倉別館を設計した、建築家・大高正人(おおたか まさと 1923-2010)が各地の美術館の設計をし、都市計画にもかかわっていました。

大高正人氏について、サイトの記事より

大高正人は、ル・コルビュジエに学んだ日本近代建築の巨匠、前川國男の下で神奈川県立図書館・音楽堂(1954年)や東京文化会館(1961年)を担当し、独立後は横浜のみなとみらい地区などの総合的な都市計画を手がける一方で、風土に根ざした地方都市の町づくりを推進した建築家です。1960年の世界デザイン会議に向けて槇文彦、黒川紀章らと結成したメタボリズム・グループでの建築思想活動も知られています。

芸術への造詣も深く、彫刻家の向井良吉や柳原義達、美術批評家の土方定一(1951年より当館副館長、1965-80年館長)とともに宇部(山口県宇部市)や須磨(兵庫県神戸市)の野外彫刻展に1960年代の発足当時から運営・選考委員として関わり、会場構成を長年手がけています。鎌倉別館の建築と彫刻庭園は、日本の戦後美術と当館の活動、そして大高の仕事が結実した成果でもありました。

http://www.moma.pref.kanagawa.jp/museum/exhibitions/2017/otaka/index.html

一昨年閉館した、鎌倉館の設計者で、コルビュジェの弟子の前川國男氏の弟子なんですね。千葉県立美術館、群馬県立歴史博物館、福島県立美術館や、新宿副都心・横浜みなとみらと。都市計画にもたずさわっていました。模型や資料の展示がありました。

鎌倉館閉館

神奈川近代美術館、鎌倉館の最後の展覧会を見に行きました。
神奈川近代美術館 鎌倉館のラスト展覧会 今日、神奈川近代美術館のラストの展覧会、「カマキン最後の展覧会」会期2016年1月11日まで、に行...

感想!青焼設計図に触って、曼陀羅を鑑賞しました。

鎌倉別館は展示室が、2階のフロアだけです。見晴らしがきいていいのです。玄関ホールから2階に上がる階段付近の展示スペースは、階段と教会のステンドグラスのような窓で、ドラマティックです。今回は映像展示と、今は耐震工事中の鎌倉館の、青焼図面の実物がありました。自由にめくってよかったので、全部みました。青焼は大形コピーが安くとれるまで、設計図面のコピーとして使われてました。恐らくこの青焼は施主の美術館側のもので、同じものが何冊もあるので、自由に触らせてくれたのでしょう。

伊東深水の「仕舞 下書き」女性像が力強く印象に残りました。深水は美人画家ではなく、日本画家といわれるのか分りました。鎌倉の縁のある画家です。この下絵は原三渓の番頭であった村田徳二氏のコレクションからです。女性の舞姿なのに甘くない力強さ、本画を見てみたい。
三渓園で日本画家を住まわせていた、鶴翔閣のレポート

三渓園 鶴翔閣 特別公開。日本美術界の伝説もある、大茶人原三渓の、ご自宅訪問。
三渓園 鶴翔閣(かくしゃうかく)の公開に行きました。 横浜の、三渓園の「三渓園で楽しむ夏休み~横浜市指定有形文化財」 2015年8月11日...

日本画家の木下翔逅氏のコレクションから、南北朝時代の曼陀羅と北大路魯山人の蟹の掛け軸と小皿が展示されていました。曼陀羅は像神様の歓喜天で、南北朝時代なので後醍醐天皇のこともあり大変興味深かったです。神奈川県立近代美術館は3枚曼陀羅を収蔵しているそうです。

「歓喜天曼陀羅」神奈川県立近代美術館所蔵

「歓喜天曼陀羅」神奈川県立近代美術館所蔵神奈川県立近代美術館所蔵

今後の鎌倉別館の公開

鎌倉別館の庭園の公開

公開期間:2017年9月5日(火曜)~11月5日(日曜) 月曜を除く
開門時間:午前9:30~17:00まで
入場料 :無料

展示室の公開

公開日 :9月9日(土曜)
入場時間:10:00~13:00
入場料 :無料
(野外彫刻を除き美術作品・資料等の展示はありません)

詳しくはこちらのページで。

神奈川県立近代美術館鎌倉別館 庭園

神奈川県立近代美術館鎌倉別館 庭園

建築家・大高正人と鎌倉別館展 概要

w e b: http://www.moma.pref.kanagawa.jp/museum/exhibitions/2017/
otaka/index.html
会  期:  2017年27日(土)~9月3日(日)
会  場:  神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
休 館 日 :  月曜日 7/17は開館
開館時間:  9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)
入 場 料  : 一般600円(500円)大学・20歳以下450円(350円)高校生100円
中学生以下無料 65歳以上300円( )内 20名以上の団体
各種障がい者手帳お持ちの方は、本人と介護者一人まで無料

神奈川県立近代美術館 鎌倉別館

2017年9月4日~2018年12月31日まで改修工事で閉館します。

リニューアルオープンは2019年10月に予定

webサイト: web http://www.moma.pref.kanagawa.jp/public/HallTop.do?hl=a
twitter https://twitter.com/kanagawamoma
住   所: 神奈川県鎌倉市雪ノ下2-8-1
電   話: 0467-22-5000

アクセス方法

電車 JR横須賀線・江ノ島電鉄線 鎌倉駅下車 徒歩15分、

バス 江ノ電バス 鎌倉駅⇔大船駅・上大岡駅・本郷台駅 八幡宮裏バス停下車 徒歩2分

神奈川県鎌倉市雪ノ下2-8-1
建築家・大高正人展

http://www.moma.pref.kanagawa.jp/museum/exhibitions/2017/otaka/index.html

この鎌倉別館の写真は、クレーンかドローンで撮ったのでしょうか?前の道路が数メーター下を通るので、一般人はこの角度の写真が撮れません。

投稿者プロフィール

山本
平安・鎌倉・室町時代の有職故実デザインの家具・インテリアを、売りたい!と業界ををリサーチしたら、どこも作っていませんでした。絵なんて30年描いていませんが、もう私がデザインするしかない。
雅で品格ある、有職故実のインテリアを世に出すのが、目標。

なお、古いものなら、ヨーロッパのものも大好き、美術・ファションも好きです。十代のころは歴女、二十代は、古典文学と耽美主義と能楽ファンだったので、そちら方面のエントリーも書いてます。

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ほぼ家具のこと。

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