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国立西洋美術館の常設展で遊ぼう。知ってた国立博物館で写真撮影ができるようになりました。

ルノアール  『ルーベンス作「神々の会議」の模写』国立西洋美術館所蔵
ルノアール  『ルーベンス作「神々の会議」の模写』国立西洋美術館所蔵http://collection.nmwa.go.jp/artizeweb/search_7_detail.php

美術館で写真撮影できる!で思いついたこと。

少し前から、国立博物館で写真撮影ができるようになりました。他にも公立の博物館・美術館でも写真撮影が出来るところがぽつぽつと出てきました。先日行った国立西洋美術館の常設展も撮影可でした。

写真が撮れることで、鑑賞するだけでなく、新たな楽しみが増えそうです。

注意!:他のお客さまの鑑賞の邪魔をしないように!

コルビュジェの建物と作品のコラボ

世界遺産になった、コルビュジェ設計の建物です。東京に唯一ある世界遺産です。特別展は新しくできた地下の会場になりました。常設展の会場はコルビュジェの建物の中です。これが中々良いのです。

美術館・博物館には歴史的な建物もあり。建物自体が名物の館もあります。展示場内に足を踏み入れると極めて普通のインテリアのところが多いです。それとガラス張りの展示ケースだと、ガラス越しだと写真が上手く撮れなくて、insutagramに上げるよう綺麗が写真が撮れないです。資料用に写真を撮るときは仕方がないです。油絵はガラス(たぶん、専用のアクリルだと思います。)が嵌められていても、映り込みがないので、写真撮影に向いています。

撮影に失敗のない油絵と、コルビュジェ設計展示会場が撮れるのが、西洋美術館の良い所です。他の美術館より撮影するのによいかも。

ロダン×コルビュジェ、中世絵画×コルビュジェ、ルーベンス×コルビュジェなどが鑑賞できるのです。楽しい。

こちらの階段は前から気になっていました。関係者しか登れない階段、キュレーターになりたい!

国立西洋美術館 展示場の階段

国立西洋美術館 展示場の階段

フランスのマニエリスムの画・家ジョウルジュ・ド・ラ・トゥール「聖トマス」暗闇と静謐な絵が日本人好みで人気です。

国立西洋美術館 展示場

国立西洋美術館 コルビュジェ設計の外光を取り入れた展示場 右の絵はジョウルジュ・ド・ラ・トゥール「聖トマス」

まず正面から一枚撮ってみる。

各美術館サイトには所蔵作品の画像が検索できるようになっていますが、まだまだ公開されている画像は限られているので、好きな作品に出合ったら、正面から1枚撮りましょう。

資料用として保存というところで、額縁ごと撮影することになるので、後でその楽しみ方にも触れます。

国立西洋美術館所蔵 アドリアーン・イーゼンブラント に帰属「玉座の聖母

国立西洋美術館所蔵
アドリアーン・イーゼンブラント に帰属「玉座の聖母」http://collection.nmwa.go.jp/artizeweb/search_7_detail.php

斜めから撮ってみる

正面から撮影したら、次はどう撮影しよう!とりあえず斜めから撮影してみました。画集の中では正面かみた写真しか当たり前ですがありません。展覧会場で絵画作品を見ると、斜め前から鑑賞することもしばしば。

他に思いつく所ではで、自撮りで作品と一緒に写真に写るなどもその場で出来そう。

注意!:他のお客さまの鑑賞の邪魔をしないように!
ニコラ・ド・ラルジリエール「幼い貴族の肖像」国立西洋美術館収蔵

ニコラ・ド・ラルジリエール「幼い貴族の肖像」国立西洋美術館収蔵http://collection.nmwa.go.jp/artizeweb/search_7_detail.php

色々と斜めに撮ってみたのですが、面白い!っていうのはあまりなかったです。スイスの澄んだ空気感のセガンティーニの一枚。羊の毛を刈る絵です色彩が鮮やか。戦前の男性たちに人気があった画家。少し絵の中に入っていけそうです。

セガンティーニ「羊の剪毛」国立西洋美術館所蔵

セガンティーニ「羊の剪毛」国立西洋美術館所蔵http://collection.nmwa.go.jp/artizeweb/search_7_detail.php

祭壇画とテーブル

ヨース・ファン・クレーフェ「三連祭壇画:キリスト磔刑」国立西洋美術館所蔵http://collection.nmwa.go.jp/P.1976-0003.html

ここで斜めから写真に撮って、撮りがいのあるのは祭壇画。額縁が誕生する以前に、教会や個人宅で礼拝目的のために制作されました。はじめに周りの枠ごと絵を描く板を作成して絵を描きます。額縁と絵が一体化して、それ自体調度品です。

祭壇画は日本ではあまり目に出来るものではないので、注目してください。それとこれを載せているテーブルも注目。現代のレプリカです。イギリスのルネサンス・エリザベス一世の時代の様式で、テーブルの脚の球が特徴です。フランドルでも脚に球のついたテーブルが使われていました。展示する調度品の時代をさりげに合わせてくるところが、国立西洋美術館のいいところです。

ヨース・ファン・クレーフェ「三連祭壇画:キリスト磔刑」国立西洋美術館所蔵

ヨース・ファン・クレーフェ「三連祭壇画:キリスト磔刑」国立西洋美術館所蔵http://collection.nmwa.go.jp/artizeweb/search_7_detail.php

イギリス・ルネッサンス様式のテーブル

イギリス・ルネッサンス様式のテーブル

額縁ごと鑑賞してみる。

鑑賞後印象に残らないのが、額縁です。絵画を写真にとって見直すと、額縁って気になります。以前フランス額装を習ってまして、額装師になりたくてフランス留学を画策していました。多少額縁史の知識があるので、ちょっと説明。

ルネッサンス時代のヴィチェンツァ派の、画家バルトロメオ・モンタニャーとされる円形の風景画の額縁は、渋いですね。あまり縁が太くなく仰々しくなくよろしいです。

ヴェネツィア派のパッサーノの「最後の審判」上部に天使が付いていて、救いの天使のようです。派手なところがヴェネツィア派です。

額縁をどうつけるは、各美術館の考え方次第です。アンチンボルト展では、アンチンボルトの有名な「四季」連作のヴァージョン違いが色々な美術館から出品されていたのですが、シンプルな額縁が付いたものがありました。

アンチンボルト展 国立西洋美術館 2017 皇帝のお気に入り画家は、真面目に笑いを捕りに行きます。
はじめの一枚「四季」でその精巧さに驚く! 自然主義精密描写の、アンチンボルト。 展覧会場の自動ドアが開くと、アンチンボルトの油絵「四...
バルトロメオ・モンターニャに帰属「城の見える風景」国立西洋美術館所蔵

バルトロメオ・モンターニャに帰属「城の見える風景」国立西洋美術館所蔵http://collection.nmwa.go.jp/artizeweb/search_7_detail.php

レアンドロ・バッサーノ 最後の審判 国立西洋美術館所蔵

レアンドロ・バッサーノ 最後の審判 国立西洋美術館所蔵http://collection.nmwa.go.jp/artizeweb/search_7_detail.php

額縁で色々想像してみる ドガ編

額縁は作品が制作された時代と地域の様式の物か、長く所蔵されたコレクターが付けた来歴・愛蔵歴に基ずいた額縁がいいです。額縁は家具と違いあまり人の手に触れないので、500年前のルネッサンスの額縁が未だ現役のもあるそうな。昔はあれっ!ていう額縁もあったけれど制作年代と来歴を尊重した、国立西洋美術館はいいと思います。

新しく収蔵された、ドガの「舞台袖の3人の踊り子」の額縁は、制作当時のブルジョア趣味でいいですね。透かし彫りが施されて、持ち主が額縁を特注するくらい愛されていた絵だと分ります。額縁が豪華な絵は以前の持ち主に大切にされていたわけです。いいお買い物しました。

レポート:「世界文化遺産登録から一年、国立西洋美術館の今」

ドガ「舞台袖の3人の踊り子」国立西洋美術館所蔵

ドガ「舞台袖の3人の踊り子」国立西洋美術館所蔵

抽象画なのに、金の花柄?! ブラックの「静物」編

これを見てぶっ飛んだのは、額縁に注目している私だけかもしれません。キュビスムのブラックの抽象画です。絵画を追究して、全てを面や曲線で表現したストイックな画面。この絵の額縁が金の花模様というのか、伝統的かつ平凡な枠飾りが付けられていました。

額縁を付けるのは絵の保護でもあるので、「とりあえず」だったのかな。新宿の世○堂のバーゲン台にありそうな額縁です。国産の額縁とも思えます、いずれにせよオーダーメイドだと思いますが、何でこれ?

もし、もしですが、ブラック先生が、この額縁を指定していたら。絵の解釈が大幅に変わると思うのですが?革新的で緊張感のある画面と、色調は紺色で揃えてあるとはいえ、有機的で伝統的な金の模様はどう解釈したらいいの?教えて学芸員さん!

ブラック「静物」国立西洋美術館所蔵

ブラック「静物」国立西洋美術館所蔵http://collection.nmwa.go.jp/P.2009-0001.html

60年代は生々しい現代美術もやってました。

一番最後の吹き抜けのある展示室ですが、ピカソ、ミロ、ルオーと1960年代70年代まで生きていた画家たちの絵画展示されています。今は現代美術は他の美術館が蒐集しています。当時は西洋美術館が集めていました。

今の人には信じられないと思いますが、この時代ピカソやダリのニュースが、テレビの夕方のニュースに取り上げられていました。なんと文化的な時代でしたか。

ピカソのように、壊れたおじさんも、芸術的には行っちゃてますが至って普通のおじさんルオーに、お洒落でまっとうなおじさん藤田嗣治と、20世紀のおじさん達の絵画が鑑賞できます。

ミロとデビュフェの絵画

ミロとデビュフェの絵画 国立西洋美術館

ルオーの絵画 国立西洋美術館

ルオーの絵画 国立西洋美術館

妄想展覧会

普通常設展は、歴史の古い順か国別で並べられています。国立西洋美術館は中世から20世紀前半順に並べられています。博物館は教育機関でもあるので、美術史を学習できるようになっています。

それだけじゃ面白くないな~と思ったのが、印象派のルノアールがバロックの巨匠ルーベンスを模写した絵画を見たときです。「○○先生のファンクラブ」で展示してみたら。ルーベンスの絵の周りに、ルノアール他好きだと言っている画家や、もろ影響を受けた画家の作品を並べて展示してみたら。

ルーベンスとヨールダンスは師弟だけれど、ファンクラブのメンバーが違っていそう。セガンティーニは日本の画家でまとめて、白樺派が多そう。

ルノアール  『ルーベンス作「神々の会議」の模写』国立西洋美術館所蔵

ルノアール 
『ルーベンス作「神々の会議」の模写』国立西洋美術館所蔵http://collection.nmwa.go.jp/artizeweb/search_7_detail.php

国立西洋美術館 常設展 概要

注意!:他のお客さまの鑑賞の邪魔をしないように!

w e b: サイト内常設展ページ
休 館 日 : 月曜日 月曜日が祝日又は祝日の振替休日となる場合は開館し、翌日の火曜日が休館 年末年始(12月28日~翌年1月1日)
その他、臨時に開館・休館することがあります。詳細はこちらから
開館時間: 9:30~17:30
秋の企画展閉会日以降の開館日から春の企画展開催日までの開館期間中は9:30~17:00
金曜日 20:00まで 土曜日 常設展のみ 20:00まで
入 場 料  : 一般 430円(220円)大学 130円(70円)( )20名以上の団体
高校生以下・65歳以上無料 サイトの詳細ページ
無料の日: 毎月の第2、第4土曜日、文化の日(11月3日)常設展示のみ無料となります

国立西洋美術館アクセス方法

webサイト: web http://www.nmwa.go.jp/jp/index.html
facebook
https://www.facebook.com/NationalMuseumofWesternArt/
住   所: 東京都台東区上野公園7-7
電   話:  ハローダイヤル 03-5777-8600

アクセス方法 http://www.nmwa.go.jp/jp/visit/map.html

電車
JR線 上野駅公園出口 徒歩1分
京成電鉄 京成上野駅 徒歩7分
東京メトロ銀座線、日比谷線 上野駅 徒歩8分

東京都台東区上野公園7-7

 夕方美術館を出ると、星が見えます。

投稿者プロフィール

山本
平安・鎌倉・室町時代の有職故実デザインの家具・インテリアを、売りたい!と業界ををリサーチしたら、どこも作っていませんでした。絵なんて30年描いていませんが、もう私がデザインするしかない。
雅で品格ある、有職故実のインテリアを世に出すのが、目標。

なお、古いものなら、ヨーロッパのものも大好き、美術・ファションも好きです。十代のころは歴女、二十代は、古典文学と耽美主義と能楽ファンだったので、そちら方面のエントリーも書いてます。

Twitter 江戸唐草

Facebook 山本公子名義
ほぼ家具のこと。

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