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水墨の風 長谷川等伯と雪舟 出光美術館 2017 等伯が充実していました。

能阿弥「四季花鳥図屏風」右隻 
出光美術館 水墨の風展 能阿弥「四季花鳥図屏風」右隻 http://idemitsu-museum.or.jp/exhibition/present/

暑いですねー水墨画って涼しくていいですねー。

急に日本全国暑くなりました。北海道で37度など列島暑くなっていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

六本木のサントリー美術館に行く前に、思い付きで出光美術館の「水墨画の風展」に行ってきました。目も涼しく、日本の水墨画の歴史も一望できました。

水墨画は室町・江戸の華

イラストレーターと仕事をしていたとき聞いた話です。写実的な絵、時々話題になるスーパーリアリズムなぞ、美大や専門学校レベルだそうです。素人はどうしても、泰西名画よろしく写実絵画が凄いと思ってしまいます。絵を描く人にとって、その先のことが重要だそうです。写実しか描けない画家(プロ)は、ちょっと馬鹿にされているかな。

水墨画は写実を超えて、どう表現するか、どう線を描くかが勝負のところがあります。雪舟の筆の運びだけで岩を描き、熟練した筆さばき、計算された画面構成、素晴らしいです。鎌倉時代に宋から禅宗と共に渡って来た、水墨画には、禅の精神を表現されて、見ていると清々しい気持ちになります。

こちらの展覧会では、南宋の牧谿・玉潤と中国の画家も展示、やはり上手いなー、絵から漂う高貴な精神性。いいもの持っています出光美術館。日本人画家の雪村はじめとして室町時代の水墨画には禅宗の影響が強いのが、気持ち良いです。

近頃人気が高まり出した、安土桃山時代の長谷川等伯を、今回はフィーチャしていて何作か展示されていました。金屛風の「四季柳図屏風」が本展覧会で一番でした。(金きらしているものが好きなので。)室町幕府の同朋衆の能阿弥作は興味を持って拝見しました。水墨画の日本化、脱禅宗化の流れが少し分り、面白かったです。

江戸時代になると、水墨画の精神性が薄らぎ、私には面白くなくなっていきます。その中にあっても谷文晁は素晴らしい。江戸時代の画家なのに、等伯や牧谿と同じコーナーに展示されても、一歩も引きません。谷文晁はそのうち回顧展が見たいな。

私は南画・文人画が好きになれません。日本の絵画は全般的に好きなのですが。南画はいけません。このジャンルの大物とされる、池大雅も好きになれないなー。そういえば、文人画は、「プロの絵師より、知識のあるインテリが余技で描くのが、尊い!」そうです。反プロ絵師を標榜したのだけれど、絵の表現が時代が下がると凡庸になっていくような気がします。

出光美術館のこと

2つ前のエントリー「天皇の美術史 2」の紹介を書いたとき、出光創業家と出光美術館のことを書いたので、気になって急に行きました。

「天皇の美術史2 鎌倉・南北朝時代」後白河の2つの美意識と、後醍醐の見ていたもの。
中世の美術品を天皇家の「まなざし」で解く 鎌倉に住んでいると、鎌倉武士の方向から美術をはじめとして、芸術・文芸を照らす見方をしてしまいます...
出光興産の合併については、2日前の2017年7月15日も動きがあり、創業家封じ込めのための増資について、近く地裁が判断を示すそうです。

出光興産創業家が激白!私が「昭和シェルとの統合」に反対する理由

そんなこともあるのか、今まで出光美術館のサイトは、出光興産のサイト内にありましたが、独立型してしまいました。旧アドレスでも、今のところリダイレクトしているので、リンク切れにはなっていません。私も気が付かなんだ。新サイトはまだ充実していなくて、所蔵作品ページがまだ作られてないのです。展覧会に行けなかった人にも、ブログを楽しんで読んでもらいたいので、収蔵品ページにリンクが貼れないのは残念です。時間がかかるのかしら。

出光美術館 水墨画の風

出光美術館 水墨画の風http://idemitsu-museum.or.jp/exhibition/present/

水墨の風 長谷川等伯と雪舟 展 概要

w e b: サイト  http://idemitsu-museum.or.jp/exhibition/schedule/
会  期:  2017年6月10日(土)~7月17日(月・祝)
会  場:  出光美術館
休 館 日 :  月曜日(ただし月曜日が祝日・振替休日の場合開館)
開館時間:  10:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)
入 場 料  : 一般1,000円(800円)大学・高校700円(500円)
中学生以下無料( )内 団体20名以上
各種障がい者手帳お持ちの方は、200円引き 介護者一人まで無料
詳細はサイトで

出光美術館アクセス方法

webサイト: http://idemitsu-museum.or.jp/
住   所: 東京都千代田区丸の内3-1-1 帝劇ビル9階 専用エレベーターがあります。
電   話: ハローダイヤル03-5777-8600(展覧会案内)

アクセス方法 webページ

JR有楽町駅 国際フォーラム口 徒歩5分
東京メトロ有楽町線 有楽町駅・都営三田線 日比谷駅 B3出口 徒歩3分
東京メトロ日比谷線・千代田線 日比谷駅 有楽町線方面 地下連絡通路経由B3出口 徒歩3分

東京都千代田区丸の内3-1-1

出光美術館 水墨の風

出光美術館 水墨の風

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投稿者プロフィール

山本
平安・鎌倉・室町時代の有職故実デザインの家具・インテリアを、売りたい!と業界ををリサーチしたら、どこも作っていませんでした。絵なんて30年描いていませんが、もう私がデザインするしかない。
雅で品格ある、有職故実のインテリアを世に出すのが、目標。

なお、古いものなら、ヨーロッパのものも大好き、美術・ファションも好きです。十代のころは歴女、二十代は、古典文学と耽美主義と能楽ファンだったので、そちら方面のエントリーも書いてます。

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ほぼ家具のこと。

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