断捨離には賛同できません、物は大切にしたいのです。
断捨離ブームは定着しています。私は反対です。好きなもの愛着のあるものは手放しません。好きなものに囲まれて生活するために、私がしていることを書きます。
今回は、増やさないように管理している洋服と、どんどん増えて行ってもよい着物についてです。
家族に断捨離を強制させるのは、反対です。
お願い!高齢者と住んでる人へ、天袋の荷物をおろしてあげて下さい。

若い頃に「本と着物は無制限に増えても良い」と決めた
私は20代のころ、「本と着物は、無制限に増えても良いけれど、他の物は増やすを止めよう。」と決めました。当時はバブルでDCブランドの服とか、エトロのバックとか増えていきました。高級品の良いものを持てた時代でした。
ある時、このままでは物が無制限に増えてもいく、使いきれないしどうしようと思いました。それから物をコントロールするため、一個買ったら一個捨てたり。食器とか調度品がどうしても欲しいときは、「死ぬまで持ち続けるつもりなら、買いなさい」と自分に問いかけています。
本と着物は好きなもので、触り心地素材感ともに愛しているので、増えても良しとしました。最近は一部処分をしています。
原則、お気に入りの物は、絶対に捨てない。
前回は本のことを書きましたので、今回は増やさないお洋服と、増えても良い着物について書きます。

衣料計画 生きることはコスプレである。
「コスプレ」の定義がコスプレイヤーさんの使うのと、定義が違うかもしれません。着ていくシーンにあわせて服を選ぶことを「コスプレ」と、あえて呼ばせてください。
何だか最近お洋服に情熱が無くなってしまって、欲しくない仕事用のスーツしか最近買ってない。という人は、私の話を聞いて下さい。
服は着るシーンで、コスプレをするつもりで変えていきましょう。通勤・通学に着る服、お休みの日のお出かけに着る服、家でくつろぐときに着る服…意識して選ぶようにしてみたら、服に不満がなくなります。
生活をシーン別に分けて、服飾計画を考えてみましょう。
シーン別に、社会的に服飾に制限があるのか、好きな服を思い切り着れる自由があるか。分けて見ましょう。
社会的な制限がある | 例、勤務中 |
中間 | 例、休日出勤 |
自由 | 例、休日のお出かけ |
私の場合、自営業なので服装は基本自由です。微妙な時もあるのでスーツは持っています。
社会的な制限がある | 商談、スーツ 町内会の清掃 スウェット上下 |
中間 | 人と会う時で微妙な時 フリル・花柄を一か所ぐらいにする |
自由 | 上記以外 柄物必須、フリル・レースも多い、スカート・ワンピース |
こうして分けてしまうと、スッキリ。好きな服が着れるシーンで、思い切り好きな服を着てストレス解消。そうすれば同調圧力が強い日本の会社で、趣味を反映した派手目のスーツを着て、周囲から浮くなんてことは逆になくなります。
服は自分のため、自分を有利にするために選ぶ。人生は「コスプレ」その場その場にあわせて変身しましょう。そして好きな服を着る時間も持ちましょう。
バロックお茶会で知り合った、歴史コスプレの方は、自作のドレスに命をかけているので、その他の服はファストファッションだそうです。ぶれない生き方に万歳!
バロックお茶会に参加しました、貴婦人がいっぱい。2016年10月2日 目白

洋服の管理、私はこうしています。
服の数は多くはありません。
私の衣類の収納は
白いハンガーラック、下の写真の物
引き出し型プラスティック容器3段に、フランス製の布をかけたもの(質感の高級な布をかけると、プラケースでもお部屋になじみます。)下着・ティーシャツ・靴下を収納。
半畳の押し入れにパイプを渡したハンガーかけに、オフシーズンの洋服をかけています。
と、この3つだけです。

ハンガーラック
これは、閉店したFOBコープのハンガーラックです。普段着からお出掛け用まで、着る服はこれにかけてあります。私の持っている洋服はハンガーラック一台分とオフシーズンのものが他に少しあるだけです。(結構ぎちぎちに掛けているのだけど)
表に出してあるハンガーラックを利用して、良かったことは。
☆いつでも、お気に入りのお洋服が見え幸せ。
☆間違って同じような服を、買わなくてすむ。服飾計画が立てやすい。
☆洋服に虫が付かない。
☆洗濯物を乾かすために、ハンガーにかけたら、そのまま引っ掛けるだけ。
ハンガーの材質を統一すると、見栄えが良くなります。洋服をハンガーラックに掛けると決めたとき、家中から木のハンガーを集めました。スカート・パンツ用のはさむハンガーは東急ハンズで十数個買求めたのです。金属なら金属、プラスチックならプラスティックと統一するとよいですよ。
他の物もそうですが、一枚買ったら、一枚捨てるか洋裁の素材にします。
それと家の中で着る服ルームウェアは、外出着のお古を着ましょう。好きな服で着心地の良のを着るのです。家族しか見ないので着心地優先です。節約にもなるし、好きなものを捨てなくて精神が安らぎます。
少ない数の洋服でやっていけるのは、いつか着物生活をはじめたいからと、分析しています。好きな洋服しか着ないし、無駄買いをしないので、結構やっていけます。
洋裁が少しできると、いいことあります。
洋裁は中学・高校の家庭科でしか習いませんでした。初級者レベルの洋裁が出来ます。柄物の布が好きなので、布屋さんで買った生地で服を縫います。
洋服は一枚買ったら、一枚捨てるようにしています。気に入っている服は捨てられなくて、部屋着にしたりします。それと洋裁の材料にします。アメリカブランドのタルボットで買ったアフリカ製のビーズの付いたティーシャツの、触り心地と色がよくで10年以上着ていました。首が伸びてきたので、クッションカバーに縫いなおしました。今でも触り心地を楽しんでいます。
さて、洋裁ができれば、服のデザインを作り替えられると思っていますか?不思議なことに、上級者でないと上手くできないのです。初級レベルではサイズ直し丈出し・丈詰がせいぜいです。繕い物の他にフリルを縫い付けたりの改造くらい。これが初級者でも一から洋服を縫うときは、型紙を魔改造しても上手くゆくから不思議です。
洋裁に材料にするお洋服は、全て解いて平らな布に戻してから、型紙を置いて新しい洋服に縫います。

木皿と絹糸
着物は増えてもと思っていました。最近少し考えを変えました。
着物生活をはじめたいです。ここ何年も前からやりたと思っています、ようやく準備が整いそうです。
着物は無制限に増えても良いと決めた、私の20代は高度成長期から続くバブル時代で、庶民でも高級呉服が買えるようになりました。訪問着・振袖などなどのフォーマルの着物を呉服屋さんの言うままに買っている時代でした。何十万する友禅の着物を買えるので、着物はいいなっもっと増えるといいなとなりました。着物は増えてもよいと思ったきっかけです。
大学はクラブが能楽研究会に所属していたので、着物で袴をはいていました。友人の結婚式は着物で行ましたので、よく着物は着ていました。その後ぱったり着なくなってしまいました。十年くらい前に、アンティーク着物にはまり、魅惑的な大正ロマン着物とか買いました。集めているうちに、考え方が変わり、コレクションではなく、着れる着物を買うように変わりました。洋服と同じで好きなもので自分が着れるものを買い集めるようになりました。
着物は何でも保存から、今はこう考えています
友禅、絞りの高級呉服、西陣織の帯の良いもの、大島・紬などの伝統工芸品は、後世に残す。
普段着着物や、高くない小紋や付け下げくらいの、お出かけ着クラスは、一代で着つぶす。
実際に着物を着だすと、また考え方が変わると思います。これから着物の知識も増えていきますし。
どの本を取っておいて、どの本を古本屋に売る?


虫干し中の着物