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英勝寺 鎌倉扇ガ谷 徳川のお姫様の寺を。デザインで見てみました。

英勝寺 仏殿
英勝寺 仏殿

英勝寺は江戸時代に創建、徳川家康の側室、お英方の寺。

英勝寺は徳川家康の側室お梶の方・英勝院の創建になる寺です。江戸時代初め寛政十三年(1636)の創建の浄土宗の寺です。英松院は初代水戸藩主徳川頼房(水戸黄門の父)の養母になり、水戸徳川家のお姫様がここの住職になりました。お姫様の尼寺なんです。

以前は徳川様が檀家でしたので、非公開寺院でした。そのころ英勝寺のお茶会に出席したら徳川様の夫人と若様が出席していました。

デザインすら格式の高いお寺

徳川様のお寺ですから、下々の者は、こちらから入ります。(笑い)通用口の「英勝寺」の看板の字が、仰々しくなく品が良くて良いです。

英勝寺 通用口

英勝寺 通用口

格式の高いお寺ですね。つくづく徳川様のお寺だと思います。

山ノ内の長寿寺もそうですが、観光頼みの寺ではなく、檀家さん信仰されているお寺は、生き生きとしていいお寺です。漂う雰囲気が違います。長寿寺は今でもそうですが、英勝寺もかつて非公開寺院でした。奇しくも、長寿寺は足利将軍家、英勝寺は徳川将軍家のゆかりの寺ですす。

最近思うのですが、氏素性がいい人は、センスのいいものを選ぶな。代々経済力があって、芸術に親しんで高い教養を身に付けているので(庶民でも、芸術に親しみ高い教養は身に付けられます、けれど。)上質なものを選ぶのでしょうか。

長寿寺 山ノ内 足利尊氏の邸宅跡の、季節限定公開の美しい寺です。アクセスデータ付き
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英勝寺 鐘楼

英勝寺 鐘楼 はかまつきの鐘つき堂は格式高く鎌倉ではここだけです。

英勝寺 唐門

英勝寺 唐門 江戸時代の初めの作

唐門は貴人が通るための門です。

江戸初期の徳川メイドの建物を考察。

改めて観ても、建物の造りがいいです。良い大工といい材料使っています。重文ばかりです。お金がかかっている言えば、身も蓋もありませんが。センスがいいです。

寛永年間、徳川政権初期の財政の良かった時代に建てられました。当時幕府は日光東照宮など多くの普請がありました。室町・安土桃山から江戸初期は、建築スタイルが、書院造から茶室そして数寄屋造りと、前に進もう、新しいものを作ろう、俺のオリジナルだ!と造り手もクライアントもそんな、気概を持っていたと思う。ここの建物にも、徳川政権の意志を感じています。

江戸時代の寺院建築は、ヴィクトリア王朝時代のネオ~様式と同じく、過去の様式デザインのいいとこ取りをして、カオスと化したデザインかとも思います。

今このように残っているのは、徳川家のご庇護のおかげです。セレブってすごい!

英勝寺 仏殿

英勝寺 仏殿

英勝寺 山門

英勝寺 山門

英勝寺 仏殿

英勝寺 仏殿

お姫様の尼寺 英勝寺には、カワイイはなかった

これは私個人の感想なので、実際に英勝寺に行かれた方で、「可愛い」と感想を持たれた方に、反対するものではありません。感想は人それぞれ違ってよいのですから。

さて、久しぶりに英勝寺に行って思ったことは、尼寺なのに不思議と可愛いという言葉がでませんでした。

英勝寺が女性的と直接的に思えないのには、男性僧侶の寺院建築をそのままだといのかな、江戸幕府が出来たころは日光東照宮ほか、全国の寺社の整備が行われました。寺社建立のプロジェクトチームがまとめて企画したものらしいです。女性らしくないのはそのあたりが原因かも。

何年か前、ハンサムウーマンという言葉が流行った。男に伍して仕事をする。パンツスーツ姿でマニュシュ。70年代のウーマンリブとは大いに違い。女性らしいことは切り捨てない。この印象が、この尼寺にはあります。

代々水戸徳川家のお姫様が、住職をしていたそうです。お姫様でも。仕事こなすキャリアウーマンだったのかも知れません、ハンサムウーマンな寺院の印象を持ちました。

カワイくないと私が、勝手に思った原因として

※ 尼僧として、仕事をする、キャリアウーマンだったから。

※ 戦国時代の遺風が残る時代で、カワイイより、大人の美の時代だったので。

と分析しました。何かで家康の側室たちのことを、キャリアウーマンと評するものを読みました。彼女たちは外交や家政のことでバリバリ活躍していました。ビジネスライクに動いていて、情緒でも男性的なサッパリとした気風だったのかも知れません。

英勝寺 竹林

英勝寺 竹林 この辺りに武家の御殿形式の大きな建物がありました。

英勝寺 本堂 花頭窓

英勝寺 本堂 花頭窓

英勝寺 唐門 扉

英勝寺 唐門の扉の
格狭間(きょうざま)の刳り抜き

英勝寺 唐門

ついでに英勝寺の動物たち

ついでに、動物たちも載せておきます。山門本堂の軒下には、十二支の動物がいます。蟇股(かえるまた)という建築部材の中に彫刻されています。

英勝寺 本堂の十二支丑の彫刻

英勝寺 本堂の十二支丑の彫刻

本堂の正面の扉には、蝉の金具が取り付けられています。下の方なので気を付けて探してみてください。

英勝寺 本堂 正面扉 蝉の金具

英勝寺 本堂の正面扉のセミの金具

尼寺なので女の子が番をしていました。入場券売り場でお仕事中!

英勝寺 入場券売り場 犬

英勝寺 入場券売り場の子

アクセスデータ

英勝寺の見どころなど総合案内は近くエントリーします。

webサイト:  http://www.kcn-net.org/bunjo/eishoji/index.html
住   所: 神奈川県鎌倉市扇ガ谷1-16-3
電   話:  0467-22-3534
お 休 み: 木曜日
入場時間 :  9:00~16:00
拝 観 料:  一般300円 高校生200円 中学・小学生100円
御朱印受付:  あり 御朱印帖あり

アクセス方法
最寄駅:JR横須賀線線鎌倉駅・江ノ島電鉄鎌倉駅 西口 徒歩15分

神奈川県鎌倉市扇ガ谷1-16-3

2015年10月21日「徳川様のお寺は、格式があって、雰囲気が良いです。英勝寺。」
2015年10月22日「意外とハンサムな尼寺。英勝寺をデザインで見てみる。」
2015年10月23日「お姫さまの寺、英勝寺に、カワイイはなかった。」
2017年4月17日統合改訂、URL変更
 鎌倉の、ヴィジュアルの良いところを紹介する、ガイド記事を、目指して書いています。

ブログを書くときは、実際に神社仏閣に行って、情報を足で歩いて探して書いています。今のところ有名な名所が、抜けていますが、ご容赦ください。鎌倉市内の観光エリアの寺院はすべて取り上げる予定です。

当ブログ管理人 山本は鎌倉に住んで47年になります。鎌倉市民だから知っている、情報も書きます。他で読むことのない、鎌倉観光情報サイトにいたします。

鎌倉らしい日本の古典デザインの、家具をデザインしたいと思っています。鎌倉の名所めぐり、勉強になります。デザインのヒントもいただけて、ワクワクしながら、取材しています。

投稿者プロフィール

山本
平安・鎌倉・室町時代の有職故実デザインの家具・インテリアを、売りたい!と業界ををリサーチしたら、どこも作っていませんでした。絵なんて30年描いていませんが、もう私がデザインするしかない。
雅で品格ある、有職故実のインテリアを世に出すのが、目標。

なお、古いものなら、ヨーロッパのものも大好き、美術・ファションも好きです。十代のころは歴女、二十代は、古典文学と耽美主義と能楽ファンだったので、そちら方面のエントリーも書いてます。

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ほぼ家具のこと。

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