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明王院 十二所 将軍のかたみの寺は、 護摩祈祷で人気!アクセスデータつき。

明王院 本堂
明王院 本堂 門の外から撮影しましした。

檀家0軒、四代藤原将軍の祈願寺

さてこのお寺、祈願寺ですので、創建当時から現在まで檀家が0軒です。葬式も法事もなく、御祈祷で生計を立てているお寺です。藁ぶき屋根の庶民的なお寺は実は、将軍によって建てられたお寺だったのです。

鎌倉時代、三代将軍源実朝が鶴岡八幡宮で甥の公暁に暗殺されたのち、京都から身分の高い貴族摂関家から、まだ二歳の藤原頼経が鎌倉に下り将軍となりました。北条政子と北条義時のお飾り将軍でした。「むつき(おむつ)将軍」とよばれました、頼経はのちに北条執権に抵抗し息子に将軍の座を譲らされ、親子ともども京都に追放されました。正室は竹御所です。

竹御所のお墓はこちら

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鎌倉には頼朝が創建させた勝長寿院、実朝が作った大慈寺と鎌倉将軍が創建させた寺がありましたが、いずれも廃寺今はありません。皮肉なことにお飾り将軍で送還された藤原頼経の寺が今も続いています。元寇襲来の時は異国降伏祈祷が行われました。

創建当初は五大明王をまつるため、五つの大きなお堂がありました。祈願寺として位の高いお寺だったのですが、江戸時代の寛永年間に、不動明王を残して火事で焼けました。建物は江戸時代以降のものです。

明王院 冠木門

明王院 冠木門 門の外から撮影しました。

見どころ

注意:明王院は撮影禁止です。

鎌倉・室町時代は国家の祈願寺として重んじられ、本堂のほか総門・唐門・鐘楼が建てられた将軍の寺でした。何度も火災にあい、現在のこじんまりとした、庶民風な姿になりました。

本堂

鎌倉時代の壮麗な境内は、何度か火災に見舞われました。今見る本堂は元禄時代に建てられました。茅葺で28日の護摩供養の日は幕がかかっています。奉納された木の札が沢山かけてあり、庶民信仰の寺だなあ。本堂の内陣(護摩壇や仏様のある奥の部分)は鉄筋コンクリートとなっています。

元禄六年 一般仏堂 三間堂 三間×三間 寄棟・茅葺 丸柱 出組詰組

明王院 本堂 門の外から撮影しました

お寺の外から撮影しました。

観音堂

本堂右手の庭ににある、小さなお堂です。鎌倉三十三観音霊場 第八番札所 十一面観世音菩薩が祀られています。障子の白さが清々しいです。

客殿 茅葺屋根の縁側のある民家

本堂の左手に本堂と並んで建つ、茅葺屋根の古民家です。縁側で休むことが出来ます。茅葺屋根は最近取り替えたばかりなので綺麗です。

客殿の中におじゃましました、玄関は田舎の古民家でした。座敷は太い梁が印象的で、落ち着いた広々した座敷でした。床の間は現代美術品が飾られていました。イベントなどで客殿に入れるチャンスがあれば、ぜひ上がってみてください。

八百善

江戸料理の名店八百善が、境内にあります。

サイトを見ますと。お食事(お昼のみ)・江戸料理体験イベント共に、要予約だそうです。

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毎月28日は、護摩祈祷、お接待、お縁日です。

この寺の良いところは、信仰により、多くの人の手間がかけられていることです。生きた信仰の力を感じます。ぜひ毎月28日の護摩供養に参加してみて!

多くの在家(出家していない一般の人)方々が、お手伝いしています。明王院は檀家のない寺なので、実は他のお寺に檀家のある人たちです。お寺とは縁がないにも関わらず、多くの人たちから、信仰されています。

2015年12月28日の護摩供養の様子。

明王院の護摩法要に行ってきました。霊験あらたかな上に、楽しいお接待も、お餅までいただきました。
毎月28日は明王院の護摩法要です。 明王院のアクセスデータはこちらのエントリーです 鎌倉の寺社のエントリー書くようになってから、...
2016年1月28日の護摩供養の様子
明王院の護摩法要にまた参加しました。
明王院の護摩供養にまた参加しました 十二所の明王院の、護摩祈祷にまた参加しました。先月の御祈祷でお願いしていた、御札をいただきにいったので...

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護摩祈祷参加方法、 誰でも参加できます。

あらかじめ、Facebookで、確認してください。

13時はじまりで、お接待なども含めて15時くらいに終了します。本堂の中で、御祈祷を受けたいときは、早めに行ってください。

法事のお手伝いをする人が多いので、高齢者がひとりで行かれても、安心です。

護摩祈祷の様子

護摩供養に行くと本堂の中も外も人でいっぱいです。熱心な方は観音経を唱えます、(お経の本は貸してくれます。)終わりに近くなると棒状の護摩木が配られます。参加者全員が火が燃えている護摩壇に、護摩をくべます。本尊の不動様のそばまで行き、鎌倉時代の不動明王様を拝見し、お祈りができます。

護摩供養がどのように行われているのかと、本尊の不動明王像については、下の梅かまくら特別参拝の様子に書きます。

お接待、お縁日はハイレベル。

祈祷がおわると、お接待あります。一月の初不動は狐蕎麦、五月は初物のスイカ、九月は大きなお祭りで、十二月はお餅つきです。

お縁日出店は、ハイレベルの地元のお店が出店しています。井上蒲鉾店のおでん、車販売のピザやさん。お菓子や甘酒も出ていました。思わずピザを買いました。

よっしーのお芋屋さんで、種子島の紅はるかのつぼ焼きの焼き芋と、生の安納芋を買いました。家で夜食べたのですが。蜜がたっぷりで、ねっとりとして美味しかったです。家族への良いお土産になりました。

お札を頂いたのです。御供物が とらや、でした。うれしい!

明王院 御札

明王院 御札と供物

2017年梅かまくら特別参拝 護摩法要のこと、お不動様のこと

2017年2月25日に行われました、鎌倉十三仏詣り梅かまくら特別参拝 に参加しました。「本堂特別参拝 護摩法要について」ということで、護摩祈祷のレクチャーと参加者のために護摩を焚いて加持祈祷をしていただきました。

その時お坊さんから聞いた話を紹介します。項目ごとにまとめましたので話の順番は実際と前後します。勘違い聞き間違いもあると思いますが、そこはお許し下さい。

明王院のこと、真言宗のこと

明王院のご住職は先日お伺いした、覚園寺と兼任しています。覚園寺の梅かまくら特別参拝を案内してくれた、住職の息子さんが明王院でも、レクチャーしました。明るくてテンションの高い方でした。

覚園寺 二階堂、鎌倉時代の面影がのこる寺 アクセスデータ付き。
本来の鎌倉らしいお寺 鎌倉時代いや戦後の開発がはじまる前の、鎌倉のお寺らしい所はと問われた、市内の有名寺院の位の高い僧侶が、「覚園寺(かく...

「京都の九条(藤原)家から来た、四代将軍藤原頼経の寺です、京文化が入っています。鎌倉のお寺は北条家の三つ鱗紋を使うお寺が多いですが、明王院は北条執権とやりあった頼経の、三つ鱗紋でないお寺です。数年前三つ鱗紋の建長寺から法要に招待され、どうして呼んでくれたのか聞いてしまいました。

明王院は祈願寺なので檀家がありません、貧乏寺で長い間僧侶がいませんでした。護摩供養のお手伝いの人は、他のお寺の檀家さんです。父が明王院の住職になったときには、すでに多くのお手伝いの人がいました。」

「真言宗と天台宗の数珠は、字の通り数を数えるもので、仏様の名を千回唱えるときは、数珠玉を一回唱えるたびに一個一個手繰って、百で数珠の輪を一周してカウント。他宗派の数珠は数えないので、数珠が大きくなっています。」

護摩供養のこと

前行から本当にやったら護摩祈祷をすると三時間かかります。火が上がっているのは最後です。

護摩焚き供養は、仏様に来てもらうので、古代インドのおもてなしをします。水・花・香・明かりです。水は閼伽(あか)と呼ばれお客様の足をぬぐい。花は樒(しきみ)の葉を五枚結んだものを五葉を散らします。お香と燈明も用意します。

密教具の五鈷鈴(ごこれい) を鳴らして仏様が来て、お帰りの時にも鳴らします。

柄香炉(えこうろ) を手に持つときは仏様に挨拶。

本尊の不動明王像、国の重要文化財になる。

本尊の木造不動明王坐像は明王院の創建当初からのお像で、鎌倉時代に作られました、国の重要文化財です。この話が面白かったので書きます

京都の不動明王像の髪型がオールバックなのに、こちらは怒髪・逆立った髪です。京都の不動明王の衣はファンタジーのドレープなのに、明王院のはバサバサで写実的です。

震災のあった2011年に鎌倉国宝館から電話がかかってきて、不動明王像の展示をお願いされましたが、副住職が護摩法要が出来なくなると、即断りました。住職にこんな時期だから多くの人に見てもらいなさいと、怒られ鎌倉国宝館に展示されました。お像がお寺に戻ってきてすぐ 東京国立博物館が調査のため持ってかれ、副住職さん車を追いかけたそうです、心配で翌日東京国立博物館に、本当についているか確認しに行ったくらいです。

調査の結果鎌倉時代に作られ、明王院の創建時からのお像でした。肥後定慶の作かと。東京国立博物館のCTが壊れていて、内視鏡で検査したら「三橋」の書付がありました。鎌倉彫の三橋家の先祖?関係者?の修理が入ったのでしょう。

鎌倉彫一陽会 三橋家

文化庁から国の重要文化財の要請が来ました。火を使う護摩祈祷が出来なくなると困るのでお断りしたいと申し出たところ、待っているお寺が幾つもあるのでということで、2012年9月に指定されました。

文化庁 国指定文化財等データベース 明王院 木造不動明王坐像

お不動さんは、男性的なイメージが強いです。副住職さんが高野山で修業中に師匠に言われのは。不動明王の顔は、子供の手を持って歩いているお母さんが、車に轢かれそうになったとき、子供を叱る顔だと云われたそうです。ギャグで奥さんとお嬢さんが最近不動さんのような顔をするんですよと言っていました。

この木造不動明王坐像ですが、ネットに公式な画像がないのです。護摩法要の時にご覧になってください。

明王院とは

宗派、真言宗御室派

山号寺号 飯盛山寛喜寺明王院(はんせいざん かんきじ めいおういん)通称 五大堂

創建 嘉禎元年(1235)
開山 鶴岡八幡宮別当定家
創建 藤原頼経
本尊 不動明王

十三佛霊場巡拝 第一番札所 不動明王
鎌倉三十三観音霊場 第八番札所 十一面観世音菩薩

建立地十二所は政所からみて鬼門の方位であった。鎌倉の安泰を願った幕府は、鬼門除けに祈願寺として五大明王をまつった。それぞれの明王に大きなお堂があったことから、古くから五大堂にと呼ばれている。(略)

鎌倉から室町時代まで祈願寺として重んじられ、元寇の際には異国降伏祈祷が行われた。寛永年間(1624~44)の火災では、不動明王を残してほかの四体は消失、現在あるのはその後の作である。

「鎌倉の寺小事典」より

アクセス方法

webサイト:

Facebook:

http://www.myooin.com/index.html

https://www.facebook.com/myooin/

住   所:  神奈川県鎌倉市十二所32
電   話:  0467-25-0416
入場時間 :  特になし
拝 観 料:  無料

注意:撮影禁止です。

アクセス方法

最寄駅:JR横須賀線線鎌倉駅・江ノ島電鉄鎌倉駅

バス :鎌倉駅東口 京急バス 鎌倉霊園正面前太刀洗・金沢八景駅・ハイランド循環 行き
泉水橋バス停下車 3分

神奈川県鎌倉市十二所32

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 鎌倉の、ヴィジュアルの良いところを紹介する、ガイド記事を、目指して書いています。

ブログを書くときは、実際に神社仏閣に行って、情報を足で歩いて探して書いています。今のところ有名な名所が、抜けていますが、ご容赦ください。鎌倉市内の観光エリアの寺院はすべて取り上げる予定です。

当ブログ管理人 山本は鎌倉に住んで47年になります。鎌倉市民だから知っている、情報も書きます。他で読むことのない、鎌倉観光情報サイトにいたします。

鎌倉らしい日本の古典デザインの、家具をデザインしたいと思っています。鎌倉の名所めぐり、勉強になります。デザインのヒントもいただけて、ワクワクしながら、取材しています。

投稿者プロフィール

山本
平安・鎌倉・室町時代の有職故実デザインの家具・インテリアを、売りたい!と業界ををリサーチしたら、どこも作っていませんでした。絵なんて30年描いていませんが、もう私がデザインするしかない。
雅で品格ある、有職故実のインテリアを世に出すのが、目標。

なお、古いものなら、ヨーロッパのものも大好き、美術・ファションも好きです。十代のころは歴女、二十代は、古典文学と耽美主義と能楽ファンだったので、そちら方面のエントリーも書いてます。

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ほぼ家具のこと。

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