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マリー・アントワネット展 六本木森タワー 森アーツセンターギャラリー 王妃の家具について調べてみました。

エリザベト=ルイーズ・ヴィジェ・ル・ブラン「ゴール・ドレスを着たマリー・アントワネット」
エリザベト=ルイーズ・ヴィジェ・ル・ブラン「ゴール・ドレスを着たマリー・アントワネット」http://www.ntv.co.jp/marie/works/detail09c.html

マリーアントワネット様だけの展覧会

アントワネット様にうっとり

twitterにマリーアントワネットに行かれて人が、混んでいたとツートされていたので平日の夕方に行きましたので、それほど混み具合ではありませんでした。女性か客ばかりかと思いきや男性も、白人の外国人もいてバランスのとれた観客でした。

やはり通常の美術展とは違うクラスタの方が来場していて、その行動にちょっとびっくり!乳母車に赤ん坊を乗せて真直ぐ展示室を突っ切っていく女性、先の展示室にお目当てがあるのか、普通の美術展ではこういう人は見ません。グッズ売り場での女性同士の会話で、前に別のお友達と来ている女性がいました。マリーアントワネット様の濃いファンの方が、多数来場です。

ひたすらマリー様な展覧会

この展覧会主催がヴェルサイユ宮殿なんですね。海外の機関の主催は珍しいです。

美術マニアでオールドマスターが好きなので、ルイ16世時代の画家シャルダン、フラゴナール辺たりの絵画があるかと期待しましたらなし。ルイ王朝、ヴェルサイユ宮殿と展示の幅もう少しあるかと思いきや。マリーアントワネット様だけにスポットを当てた展覧会でした。

王妃図書室

王妃図書室 http://www.ntv.co.jp/marie/room/

プロジェクトマッピングで再現された。図書室の一日、庭が窓からみれる昼間から、暖炉の炎の夜と一日の変化が、ファンタジックな映像で楽しめます。

マリーアントワネットのインテリアと家具

歴史的資料や画家ルーイーズ・ヴィジェ・ル・ブランについては、他の方のブログにお譲りして、家具とインテリアについて書きます。

ヴェルサイユ宮殿のマリーアントワネットのプチ・アパルトマンが再現されると聞いたときは、レプリカが来るのではと推測しました。この森タワーの別の展覧会の再現シーンのインテリアを、以前日本のアンティーク店が揃えたことがあったので、もしや日本のアンティークショップのもの?が登場かと思いきや、ヴェルサイユ美術館から来日されました。これは大収穫。

ルイ16世様式とは

ルイ15世の治世の終わりごろから、猫足・曲線のロココ様式から、ポンペイやローマなどの古代遺跡から発想した、新古典主義(ネオ・クラシック)の影響がはじまります。ルイ16世様式は、その後のアンピエール様式と比べると女性的で繊細なデザインでした。

家具の特徴として、猫脚が少なくなり直線のひき物の脚か、縦に溝が入ったもの(胡麻柄じゃくり、フルーティング)になりました。いすの肘かけには、アカンサスの浮彫。フレームには玉縁や帯状の模様の彫刻。オーナメントに花輪・月桂樹・楽器など自然回帰がみられます。

木の材質は、サテンウッド・ウォールナット・ローズウッドが使われ、ブナ材で白塗り金箔おきしたものも使われています。布地はストライプ柄が増えていきます。

迎賓館 赤坂離宮の家具は、ルイ16世様式です、三越百貨店家具部制作とフランス製。

迎賓館 赤坂離宮を見学しました。姫クラスタさん必見の、ネオ・バロックのお城でした。
迎賓館 赤坂離宮を見てきました。 ロココも好きだけれど、バロックも大好き、西洋名画も当然好き、お姫様のロココドレスも作りたい着たい山本です...

プチ・アパルトマン 浴室

明るく軽やかで白を基調とした、現代人の感覚にもわかる清潔な部屋です。銅製のバスタブは、肌に直接銅が触ることを嫌い布で覆われていました。天蓋も付いてちょっと目お姫様ベッドです。革命時にヴェルサイユ宮殿の家具は売却されたので、19世紀の同型になります。

紙人形が座っていてよく見えなかったのですが、ルイ15世の愛妾デュ・バリー夫人の化粧いすをマリーアントワネットが受け継いだものだそうです。ひと世代前のロココ様式なので猫脚。座面が回転しキャスター付きで、使いよさそうです。

ヴェルサイユ宮殿 王妃の翌室 

ヴェルサイユ宮殿 王妃の翌室 http://www.ntv.co.jp/marie/room/

窓と窓との間に鏡、フランスで今も見かける、白と黒のタイル貼りの床。インテリアの参考になります。

プチ・アパルトマン 居室

マリーアントワネットはプチトリアノンの内装と庭園づくりに入れ込み、王妃建造物管理係りおよび総監のポストを新設しました。アメリカとの交戦中で財政がひっ迫している中で、公的な手続きをふまずに王妃の希望をかなえるためでした。絶望的に政治感覚のない王妃様!

王妃の居室は内装を変えより家具の方が多い。1788年に家具の総取り換えをした時の物で、ジョルジュ・ジャコブの作です。ローマ・ギリシャへの古典回帰のデザイン、イスの形が堅牢なフォルム。モチーフは発掘品から取られているそうです。

机・チェストはジャン=アンリ・リズネールの1984年に納品されたもので、マホガニーの化粧板に金メッキしたブロンズの金具で装飾されています。極めてシンプルな家具(日本人的には??)。

ヴェルサイユ宮殿 プチ・アパルトマン再現

ヴェルサイユ宮殿 プチ・アパルトマン再現 マリーアントワネット展

ヴェルサイユ宮殿 プチ・アパルトマン再現

ヴェルサイユ宮殿 プチ・アパルトマン再現 マリーアントワネット展

このコーナーは撮影ができます。

花々が可憐な、マリーアントワネットのファブリック

王妃の寝室のカーテンをはじめとして、インテリアファブリックのコーナーは、この展覧会会場で一番キュートで華やかな場所でした。花模様はこの時代の自然回帰のトレンドでした。

寝台の上掛け ベルサイユ美術館

寝台の上掛け ベルサイユ美術館http://www.ntv.co.jp/marie/works/detail06a.html

絹の繻子に刺繍 王妃のイニシャル 矢車菊

アメリカとの戦争で財政がひっ迫しているのに、3度も家具を作り替えたとか、首飾り事件など、この方は本当に間の悪い人です。プチトリアノンなど、マリーアントワネットが指示して造らせたものは、センスもあり、少女の感性を失わない抒情的で女性的なデザインでした。波乱万丈な人生もさりながら、マリーアントワネットの人気が高いのは、センスの素晴らしさもあると思います。

バロック家具とロココ家具を、余計なところをバッサリ切って、分り易く説明します。
余計なところはバッサバッサ切って、説明します。 10月2日に参加しました、バロックお茶会で、レクチャした。バロック・ロココ家具のレクチャー...
http://koten-kagu.jp/2016/10/14/kagu-25/

「庭師が語るヴェルサイユ 」アラン・バラトン (著), 鳥取絹子 (翻訳) 著者はトリアノン庭園の主任庭師で作家です。絢爛としたヴェルサイユ宮殿の歴史裏話を有名人無名問わず語っています。鋭い洞察力と比喩、近頃まれにみる華麗な名文でした。こんな人材を引き寄せてしまうのも、ヴェルサイユの魔力でしょうか。


マリーアントワネット展 概要

w e b: 特別サイト http://www.ntv.co.jp/marie/
twitter https://twitter.com/marie_ntv?ref_src=twsrc%5Etfw
insutagram https://www.instagram.com/marie_ntv/
会  期:  2016年10月25日(火)~2017年2月26日(日)
会  場:  森アーツセンターギャラリー 六本木ヒルズ森タワー52階
休 館 日 :  会期中無休
開館時間: 1 0:00~20:00 毎週火曜日は17:00まで(入館は閉館の30分前まで)
電  話: 03-5777-8600(ハローダイヤル)
入 場 料  : 一般1,800円(1,600円)大学・高校1,200円(1,000円)
中学・小学800円(400円)( )内、前売り・15名以上の団体、
各種障がい者手帳をお持ちの方と介助者1名まで、一般900円大学・高校600円中学・小学300円 詳細はサイトで、

森アーツセンターギャラリー アクセス方法

ヴェルサイユ宮殿≪監修≫ マリー・アントワネット展
美術品が語るフランス王妃の真実

webサイト: web http://www.roppongihills.com/museum/
六本木ヒルズ twitter https://twitter.com/roppongihills
六本木ヒルズ facebook www.facebook.com/RoppongiHills.official
住   所: 東京都港区六本木6-10-1
電   話: インフォメーションセンター 03-6406-6000 10:00~21:00

アクセス方法 webページ

六本木ヒルズ入り口まで。

東京メトロ 日比谷線 六本木駅 1C出口 徒歩0分 コンコースにて直結
都営地下鉄 大江戸線 六本木駅 3出口 徒歩4分
都営地下鉄 大江戸線 麻布十番駅 7出口 徒歩5分
東京メトロ 南北線 麻布十番駅 4出口 徒歩8分

東京都東京都港区六本木6-10-1

2016年12月18日初出
2017年1月11日追加

投稿者プロフィール

山本
平安・鎌倉・室町時代の有職故実デザインの家具・インテリアを、売りたい!と業界ををリサーチしたら、どこも作っていませんでした。絵なんて30年描いていませんが、もう私がデザインするしかない。
雅で品格ある、有職故実のインテリアを世に出すのが、目標。

なお、古いものなら、ヨーロッパのものも大好き、美術・ファションも好きです。十代のころは歴女、二十代は、古典文学と耽美主義と能楽ファンだったので、そちら方面のエントリーも書いてます。

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ほぼ家具のこと。

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