とってもヴィジュアルの良いお寺
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鎌倉の駅からこんなに近くて、別世界のようなお寺です。ヴィジュアルが良い寺で、どこを写真に撮っても、絵になります。その上拝観料が無料なので、行くしかなないです。
参道
木立の中を進みます。幻想的です。ゆるく長い坂道です。繁華街から少し住宅地に入っただけなのに、静かな杉木立に囲まれた参道になります。ジョギングする人もしばしば、犬のお散歩もお見かけます。ほどよい坂道でお寺の境内が広いので、近所の人に利用されています。
総門をくぐると、視野が広がります。足を進めると緑が深くなります。

妙本寺 参道
祖師堂に、寝殿造りを感じる。歴史的には違いますが。
まず。お断りします。鎌倉時代の寝殿造りは、平安時代そのままです。この比企谷にあった、比企一族の、邸宅は、京都の平安期の寝殿作りそのままの、女性的な華奢な建物であったはずです。
鎌倉時代らしい、建築物は中国から移入された禅宗を待つことになります。

祖師堂は江戸時代の建立です。建物の随所に江戸時代らしい意匠があります、建物です。格子の蔀戸(ガラス入り)です。土足で上に上がれるのが、良いですね。蔀戸は開いてなくて中が覗けないのが残念です。
まわりの回廊は自由に見させていただけます。話し込んでいるご婦人のグループがいました。
蔀戸のはまったお堂をうろうろしていると。素朴で武骨な鎌倉の寝殿造りという、想像がわいてきました。武士の邸宅。女房装束の若狭局が、悲劇の一幡を抱いて出てきそうと、妄想(先に書きましたように、歴史的には違うけれど。)
鎌倉時代の人は、このように住宅を建てないけれど、鎌倉らしく思える建物です。
鎌倉=素朴、武骨は、現代的な感覚です。
鎌倉時代は平安時代あるいは、京都を引き継いだ、洗練された時代だったと感じてています。

妙本寺 祖師堂

妙本寺 祖師堂
二天門
日蓮宗では、山門のことを、二天門と呼びます。江戸時代の建物になります。ここだけが、朱色なので目を引きます。
二天門の彫刻、ここだけ極彩色。です。
枯れ葉散る石畳、鎌倉石でしょうか。こういうデティールが、幻想感、異世界感を感じさせる要因になるのです。

妙本寺 二天門
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近くの、神社・お寺・カフェ・史跡
小町大路(若宮大路の東を平行に通る道)周辺を、鶴岡八幡方面から、大町方面の順番です。
宝戒寺
東勝寺跡 腹切り櫓(やぐら)
大仏次郎茶屋 作家 大仏(おさらぎ)次郎の家、週末はカフェになります。
日蓮辻説法の跡
蛭子神社
宇津宮稲荷
珈琲 井川
本覚寺
妙本寺
ぼたもち寺 常栄寺
八雲神社 大町

教恩寺

2015年11月29日初出
2015年12月1日初出
2015年12月2日初出
2016年8月9日再編集
2022年2月14日改訂