ミケランジェロが描いた、スケッチ・習作が、30数点。
残念ながら、ミケランジェロの、本物の彫刻・油彩の展示はありませんでした。自筆のスケッチ・習作・設計図が出品されています。解説文から面白かったところを少し。
※ ミケランジェロは女性像を描くとき、男性の裸体で習作を描き、それを女性に描いた。
※ ダビンチと違い、手稿、修作は生きているうちに、ほとんど破棄して、600枚くらいしか残っていない。当時の画家は下絵があれば、本絵が描けるので、弟子にプレゼントしていた。
※システィーナ礼拝堂の天井画・壁画の下絵は、メモ帳くらいの大きさしかなかった。
※大理石の切り出しの指示書の、大理石のスケッチが正確すぎて、契約書になってしまいました。
建築の展覧会なので、各コーナーにモニターが設置され、関連映像が流れていました。会場の内装はルネッサン建築を意識たものです。

ミケランジェロ・ブオナローティ
《システィーナ礼拝堂天井画〈クマエの巫女〉のための頭部習作》
1508-1510年 トリノ王立図書館蔵 ©Torino, Biblioteca Reale http://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/16/160625/ex.html

ミケランジェロ・ブオナローティ ラウレンツィアーナ図書館 玄関室の階段 フィレンツェ 1524-1534年http://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/16/160625/ex.html

マルチェッロ・ヴェヌスティに帰属
《ミケランジェロの肖像》 1535年以降
カーサ・ブオナローティ蔵http://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/16/160625/ex.html
会場で一番初めの作品、ガラスも、柵もないところでの展示でした。近づいてみれます。
通好み。専門家好みの展覧会
「こう見たら面白いよー」美術展ブログのモットーです。さすがに、今回は…
私は、カリスマ美術ブロガーを目指していませんので、自分の好きな作品が出ている、美術館・展覧会しか行きません。印象派以降、特に現代美術は好き嫌いが激しいので、重要な展覧会が近くであっても行きません。ただただ好きなもの、勉強になるものだけしか観に行きません。ブログにも書きません。
私が好きなのは、日本美術と、ルッサンスからロマン派までのいわゆるオールドマイスター。それと家具・インテリア・服飾関連の展覧会に好んでいます。
展覧会ブログを書くときは、初心者でも、こうやって観ると楽しいよ。と書くようにしています。
そうはならなかった、エントリーもありますが。「こう見たら面白いよ~」がモットーです。
完成作には、興味のない人まで振り向かせる、力がある。
汐留ミュージアムには、常設展示で、ルオーの作品が何点か見られます。ルネッサンスの天才ミケランジェロでも、デッサンや設計図では、作品に没頭できませんでした。ルオーの完成作を見て思いました。
完成した美術作品には、興味のない人にも、知識のない人が見ても、素晴らしいと思える力があるようです。
この展覧会は下絵と設計図中心ですから、作品に没入出来ませんでした。完成作の本物がひとつも出ていない展覧会でしたので、初心者には向かないと思います。
ミケランジェロ大好きな人と、建築史の好きな人におすすめ。
人を選ぶ展覧会だと思う、汐留ミュジーアムは生活文化の展覧会が多いし、同じビル内に住宅機材の展示場あり、この日も業者向けの展示会を開いていました。建築のプロ向けの展覧会に見えました。
ミケランジェロの美術展というより、建築家ミケランジェロの展覧会でございました。入場料がお安めで、銀座のそばの交通至便なところにありますので、お時間があるときに覗いてみてはいかがでしょうか。
サイトの割引ページでお得
こちらのページを、印刷したものを持参するか、携帯・スマホの画面を見せると、100円引きになります。是非、お忘れなく!
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ミケランジェロ展 概要
ミケランジェロ展 ルネッサンス建築の至宝
w e b: | 特別展ページ facebook https://www.facebook.com/shiodome.museum |
会 期: | 2016年6月25日(土)~8月28日(日) |
会 場: | 汐留ミュージアム |
休 館 日: | 水曜日・8月12日~8月18日 |
開館時間: | 10:00~18:00 (入館は17:30分前まで) |
入 場 料 : | 一般1,000円、65歳以上900円、大学700円、中・高校500円 小学以下無料、団体は20名以上で100円引き 各種障がい者手帳提示の方と、付き添い者1名まで無料 詳細はサイトで、 |
汐留ミュジーアム アクセス方法
webサイト: | web http://panasonic.co.jp/es/museum/ facebook https://www.facebook.com/shiodome.museum |
住 所: | 東京都港区東新橋1-5-1パナソニック東京汐留ビル4階 |
電 話: | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |
アクセス方法
webページ http://panasonic.co.jp/es/museum/info/
JR新橋駅 烏森口・汐留口・銀座口 徒歩8分
東京メトロ銀座線新橋駅 2番出口 徒歩約6分
都営浅草線新橋駅 徒歩6分
都営大江戸線汐留駅 3・4番出口 徒歩5分
ゆりかもめ新橋駅 徒歩6分

汐留ミュージアム ミケランジェロ展 ポスター
大妖怪展
東京駅そば、東京大学の英知?の詰まった驚愕の博物館が、驚愕のただ!無料!
2016年夏の、人気イベント、三重大学が忍者を研究して、面白イベントにしました。
山種美術館で、若冲、琳派

