頼朝の長女、大姫を供養
お堂が一つだけ、住宅地の辻に建っていますので、興味を惹きます。何でしょうか?横須賀線の車窓から、北鎌倉駅からのトンネルを抜けたところ、左手に見えるお堂です。
お堂は最近建てられたもので、六角形で、屋根に宝珠の付いた、上品なお堂です。大姫の持仏の地蔵尊像がおまつりされています。ここは悲恋物語のゆかりの地なのです。
大姫と木曽義高の悲恋
源頼朝と北条政子の長女・大姫は、幼いころ人質として、鎌倉に送られた木曽義仲の嫡男、義高と婚約しました。大姫がまだ五~六歳の頃でした。その後、木曽義仲が京都に進出し、鎌倉勢に討ち取られると。義高は身が危険になり、御所から逃亡したのですが、入間川のほとりで惨殺されました。
その後大姫は、病に伏せりがちになりました。頼朝は後鳥羽天皇への入内を画策します。それを拒否、建久八年(1197)20歳で亡くなりました。
大姫の悲恋は、江戸時代まで広く知られていて、能・幸若舞・浄瑠璃・歌舞伎そのほか、草双紙など文芸でも広く取り上げられました。今の人に知られてないのは、不思議ですね。

岩船地蔵
岩船地蔵とは
横須賀線沿いの道が三つに分かれますが、そこに岩船地蔵があります。お堂のなかにまつられた木彫りの地蔵尊です。この地蔵が建っている台座には、頼朝の娘の供養のために地蔵様がきざんであるといいます。
かまくら子ども風土記 上

岩船地蔵
アクセスデータ
webサイト: | なし |
住 所: | 神奈川県鎌倉市扇ガ谷3丁目3 |
アクセス方法 最寄駅:JR横須賀線線鎌倉駅 江ノ島電鉄線鎌倉駅 西口より徒歩20分
管理しているのは、海蔵寺です、連絡先
webサイト: | なし |
住 所: | 神奈川県鎌倉市扇ガ谷4-18-8 |
電 話: | 0467-22-3175 |
鎌倉駅西口より今小路
巽神社
八坂大神
寿福寺
英勝寺
海蔵寺
岩船地蔵
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