ぼたもち寺伝説
通称ぼたもち寺、常栄寺です。
日蓮上人が、文永八年(1271)九月十二日、裸馬に乗せられ、市中引廻しの途中、この地に住む、桟敷の媼、妙常日栄から胡麻餅を捧げられました。
その後瀧ノ口で、首を切られる段になったとき、光が走り刀が下せなかったとう伝説があります。世に「御首継ぎに胡麻の餅」と言われる由来です。
こらむ、元尼寺なのに、女子力が足りない。
ー2015年10月取材ー
かつて、この寺の住職は高齢の尼さんでした。お茶会に出席した家族の話では、市内のお坊さん達に、一目置かれた方だったそうです。この尼さんが生きていたころは、この小さなお寺のお庭はよく手入れされていて、女性らしく花々が綺麗に咲く、正に花の寺でした。
住職が亡くなった直後に、こちらに寄せて貰いました。見るも無残、お庭が荒れているのを目撃しました。その後尼寺から、男僧の寺になったと聞いています。
今回久しぶりに行ってみて、庭もそこそ手入れされていました。でも、女子力に欠けます。尼寺は観光客の興味をぐっど引くものです。配布している印刷物も男っぽいです。お寺に女性的なものが非常に少ないです。元「尼寺」に期待している観光客も多いと思いますので、残念です。
ー2019年3月取材ー
久しぶりにお邪魔しました。前回の訪問した時より、お庭が整備されていました。季節の葉牡丹が植えられておりました。やはりどことなく男性的なのが、残念なお寺です。

常栄寺
常栄寺とは
宗派 日蓮宗
山号寺号 慧雲山常栄寺(えうんざん じょうえいじ)
創建 慶長十一年(1606)
開山 日昭上人
開基 日裕法尼
本尊 三宝祖師
寺が創建されたのは、慶長十一年(1606)。寺号は媼の法号である妙常日栄からとられた。(略)
滝の口の法難があった九月十二日には祖師像にぼたもちを捧げ、参拝の人たちにぼた餅の供養接待が行われる。このぼた餅は厄を除くとされ、この日は多くにの人で終日賑わう。
鎌倉の寺 小事典
アクセス方法
webサイト: | なし |
住 所: | 鎌倉市大町1-12-11 |
電 話: | 0467-22-4570 |
入場時間 : | 9:00~17:00 |
拝 観 料: | 無料 |
アクセス方法
最寄駅:JR横須賀線線鎌倉駅・江ノ島電鉄鎌倉駅
徒歩 :鎌倉駅東口より10分
近くの、神社・お寺・カフェ・史跡
小町大路(若宮大路の東を平行に通る道)周辺を、鶴岡八幡方面から、大町方面の順番です。
宝戒寺
東勝寺跡 腹切り櫓(やぐら)
大仏次郎茶屋 作家 大仏(おさらぎ)次郎の家、週末はカフェになります。
日蓮辻説法の跡
蛭子神社
宇津宮稲荷
珈琲 井川
本覚寺


妙本寺
ぼたもち寺 常栄寺
八雲神社 大町

教恩寺

2015年11月24日初出
2016年4月13日URL変更・加筆訂正
2018年2月4日訂正
2019年3月14日加筆・改定・写真張替え
2022年2月21日改訂