小さなお寺で、探すのに迷いました。
ぼたもち寺のそばです。小さなお寺で、探すのに迷いました。細い路地を行き探しました。
いつも行くスワニーさんhttp://www.swany-kamakura.co.jp/の先の、北村牛肉店さんの脇から入ります。(知らなかった。)
鎌倉市のサイトに市内の寺社の紹介ページを参考にしています。教恩寺はサイトに紹介がありませんでした。観光客がぽつぽつと訪れているお寺なのでさびしいですね。
目次
見どころ
十六羅漢の木彫を掲げた山門
山門の表に側に彫られた彫刻。

教恩寺 山門の十六羅漢
入るのを拒む木!
地元のブロガーさんによると、「通せんぼの木」というらしいです。
教恩寺の利休梅、リス、そしてコロッケ
http://grenelle165.hatenablog.com/entry/2015/04/21/011326
公式サイトなどでのウラが取れませんでした。この光景は少し面白い。私は植物はとんと知らなくて、何の木か分かりません。人を呼び込む門の内側に、どこか侵入を拒むような、木の枝の存在は、不思議な風景でした。

教恩寺 山門
桜の木でした。
この木は何なんだろう?梅か桜か、ともかくバラ科だと見当をつけました。結局三回行きました。一月咲いてない、二月梅かと思ったら咲いてない、四月に行ったら分かりました。桜です。

教恩寺

教恩寺
こらむ
コロッケを買って行こう
県道沿いのお惣菜が買える、北村牛肉店から、脇に入った所に教恩寺があります。散策の時はこちらのお店でコロッケを買ってみてはいかがでしょうか。おいしいと評判です。コロッケを食べながら見物している人を目撃したことがあります。

教恩寺 境内
快慶の作風に近い!阿弥陀三尊像が鎌倉国宝館と金沢文庫に。
2017年4月22日~6月4日に、鎌倉国宝の「鎌倉の至宝 優美なる慶派のほとけ展」に教恩寺の本尊阿弥陀三尊像が展示されいています。お寺に行っても見せてもらえない阿弥陀像が拝見できました。鎌倉時代の有名な仏師、快慶の作に似ているそうで、平重衡の念持仏だった伝説もあるお像です。
2018年1月13日~3月11日開催の、神奈川県立金沢文庫「運慶 鎌倉幕府と霊験伝説」にも、こちらの阿弥陀三尊像が、再度展示されています。運慶の真作に迫るよい仏様だと、思いました。
デザインで気になったもの
家具のためなら何処までも、諸般の事情で家具デザインをすることになった、山本です。
境内を散策して気になったものを紹介します。何かいわれがあるのでしょうか。
本堂の扉の格狭間・香狭間(こうさま)蝙蝠型です。縦長なので近代以降だと思います。彫刻ではなくて板を重ねているようです。奈良時代のデザインから大幅に変わっています。
教恩寺とは
宗派 時宗藤沢清浄光寺末
山号寺号 中座山大聖院教恩寺(ちゅうざさん だいしょういん きょうおんじ)
創建 延宝六年(1678)
開山 知阿上人
開基 北条氏康
本尊 阿弥陀如来三尊(鎌倉時代前期)
以前この地には光明寺の末寺善昌寺があったが、廃寺となってから、延宝六年(1678)、貴誉上人によって材木座光明寺境内にあった教恩寺が移築されたという。教恩寺は小田原北条氏の三代、北条氏康が建立したとされる。
本堂に安置されている本尊、阿弥陀如来像は鎌倉時代前期のもので、運慶作と伝えられている。(略)
平重衡が(略)一ノ谷の合戦に敗れ鎌倉に連れてこられた時、頼朝が一族の冥福を祈るようこの阿弥陀仏を与え、重衡も篤く信仰した。
鎌倉の寺 小事典
アクセス方法
webサイト: | なし |
住 所: | 鎌倉市大町1-4-29 |
電 話: | 0467-22-4457 |
入場時間 : | 10:00-15:00 |
拝 観 料: | 無料 |
アクセス方法
最寄駅:JR横須賀線線鎌倉駅・江ノ島電鉄鎌倉駅
徒歩 :鎌倉駅東口より10分

教恩寺
近くの、神社・お寺・カフェ・史跡
小町大路(若宮大路の東を平行に通る道)周辺を、鶴岡八幡方面から、大町方面の順番です。
宝戒寺
2015年11月28日初出
2016年4月日URL変更 加筆訂正
2017年5月20日加筆改訂
2017年9月1日一部写真張替
2018年2月4日改訂
2018年3月4日改訂
鎌倉の、ヴィジュアルの良いところを紹介する、ガイド記事を、目指して書いています。
ブログを書くときは、実際に神社仏閣に行って、情報を足で歩いて探して書いています。今のところ有名な名所が、抜けていますが、ご容赦ください。鎌倉市内の観光エリアの寺院はすべて取り上げる予定です。
当ブログ管理人 山本は鎌倉に住んで47年になります。鎌倉市民だから知っている、情報も書きます。他で読むことのない、鎌倉観光情報サイトにいたします。
鎌倉らしい日本の古典デザインの、家具をデザインしたいと思っています。鎌倉の名所めぐり、勉強になります。デザインのヒントもいただけて、ワクワクしながら、取材しています。