昨日、2016年3月27日、染井吉野が咲ききらない上野公園で、花見をする酔狂人たちを横目にしながら、国立西洋美術館のカラヴァッジョ展、すいれんでお昼を食べて、東京都美術館のボッティチェリ展をまわり、夕方恵比寿の山種美術館での奥田土牛展のブロガーイベントに参加しました。カラヴァジョと土牛のブロガーイベントについては、エントリーを書きます。

まだ咲ききらぬ染井吉野、2016.3.27
カラヴァッジョ展
奥村土牛展 山種美術館


ボッティチェリ展の概要、会期が迫っています4月3日日曜日まで。
詳しくはサイトを、確認してください。
東京都美術館 | http://www.tobikan.jp/ |
ボッティチェリ展 | http://www.tobikan.jp/exhibition/h27_botticelli.html |
特設サイト | |
会期 | 2016年1月16日(土) ~ 4月3日(日) |
時間 | 9:30~17:30(入室は閉室の30分前まで) |
金曜日 夜間 | 9:30~20:00(入室は閉室の30分前まで) |
観覧券・当日券 | 大人1,600円、大学生・専門学校生1,100円、高校生800円 65歳以上1,000円、小学生以下無料 |
電話 | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |
住所 | 東京都台東区上野公園8-36 |
感想、ボッティチェリとフィリッポ・リッピ親子展でもよっかったのでは?
去年のBunkamuraの、展覧会と比べてしまった。
昨年2015年の春の、Bunkamuraミュジアムのボッティチェリとルネサンッス展があったばかりなので、この展覧会のことを知ったときは、間隔が短い!と思いました。来てみると重なっている作品も見当たらず。展覧会の趣旨もちがいました。
Bunkamuraがフィレンツェの富がテーマで、「春」「ビーナスの誕生」を依頼したメイディチ家に絡めて経済資料の展示がありました。ルネッサンスの春を追究してました。今回は宗教絵画が多かったです。
1枚め「東方三博士の礼拝」
会場に入って、まず1枚めは、ウフィツィ美術館の「東方三博士の礼拝」です。その日は日曜日で混んでました。人波のもまれてのご挨拶。画面の右側でひとりこちらを向くボッティチェリ青年が気になりました。あまりの人で、関連展示を飛ばしました。
フィリッポ・リッピ、フィッリピーノ・リッピ親子の作品が充実
ボッティチェリといえば、メディチ家のサロンに出入りし、古代ギリシャ絵画を描いた。そちらのアプローチもあるのです。今回は師匠のフィリッポ・リッピとその息子で、ライバルとなった。フィッリピーノ・リッピの作品が、多くありました。
同じキリスト教絵画の競演ということで、この3人の絵を見比べると面白いでしょう。会場の作品が明るい色調と、人間味あふれる描写で、ルネサンスの春といってよい絵画で埋め尽くされて今した。
「ボッティチェリとフィリッポ・リッピ親子展」でも良かったのでは?
18世紀まで位の絵画をオールドマイスターと呼びます。これを日本呼ぶのは大変なので、展覧会では多くの人に来てもらわなければなりません。ルネサンスといえば「ビーナス誕生」で有名なボッティチェリに、スッポトを当てた展覧会にしたのでしょう。リッピ親子もなかなか素晴らしいです。
2枚のシモネッタ
この展覧会には2枚のシモネッタ像が、向かい合わせに展示しています。twitterから引用させていただきます。一枚目は、国内あっても滅多にみられない。丸紅の箱入り娘さんです。
【小出しシリーズ11】ボッティチェリ《美しきシモネッタの肖像》/唯一の日本国内(丸紅株式会社蔵)にある作品で普段は非公開の「箱入り娘」。富商の娘シモネッタは14~15歳で(政略)結婚し、かのアメリゴ・ヴェスプッチの親戚に。(続く) pic.twitter.com/9qKM4QZgjo
— ボッティチェリ2016さん (@Botticelli2016) January 28, 2016
【小出しシリーズ12】ボッティチェリ《女性の肖像(美しきシモネッタ)》/11とだいぶ趣が違いますが、これもシモネッタかもしれない女性。会場では11と向き合っています。「本物の美は質素な佇まいでも滲み出るのよ」と主張するかのように。 pic.twitter.com/nyoNWYBg5w
— ボッティチェリ2016さん (@Botticelli2016) January 28, 2016
同じ女性の横顔の肖像画が、向かい合って展示されています。2枚目を比べて見れてます。2枚目の地味な身なりのシモネッタも、生き生きとしていて、涼やかな佇まいもよいですね。
同じ日に観た美術展
カラヴァッジョ展
奥村土牛展 山種美術館
メディチ家の至宝展
フェルメール レンブラント展
