国宝館に行こうか迷っている人へ、30分くらいでサックと見れますよ。
仏像好きで、鎌倉観光に来る人で、鶴岡八幡宮の境内にある、鎌倉市立鎌倉国宝館に行こうか迷っている人がいるかと思います。寺院は4時に閉門するところが多いので、観光となると時間との闘いになります。
鎌倉で、仏像メインで観光するなら、国宝館は絶対に、はずさないないでください。常設展で鎌倉時代の仏像が見れます。国の重要文化財も多数。常設展の仏像は、教科書でおなじみの北条時頼坐像 、鎌倉美術の極北、写実の極み、鶴岡八幡宮の弁才天坐像 など展示しています。
30分で、さっくと見れますので。ぜひ行ってみて下さい。
前回の訪問エントリーです。

新春恒例、肉筆浮世絵~氏家浮世絵コレクション~
鎌倉国宝館のお正月と云えば、浮世絵展です!現代人にも親しめる、江戸の庶民の生活が描かれていて、肩ひじ張らなくて、気楽に見れていいですね。日本情緒がたっぷり楽しめます。
氏家コレクションは、同じ浮世絵でも肉筆画です。木版画が庶民向けならば、肉筆画は一点物の高級品です。いわば、お金持向けのオーダーメイド。高級感が漂います。点数は多くないのですが、名品が多数です。教養、審美眼の高い人のオーダーだけあって、北斎・広重・師宣、などの一流画家でも、気合を入れて描いた、絵が綺麗なばかりでなく、背筋をぴんと正して観たい、緊張感も漂う名画です。
鎌倉国宝館とは
鎌倉国宝館は、大正12年の関東大震災による被害を契機に設立が計画されました。この大震災では、鎌倉でも多くの歴史ある社寺が倒壊し、貴重な文化財を損失しましたが、こうした不時の災害から由緒ある文化遺産を保護し、あわせて鎌倉を訪れる方々がこれらの文化財を容易に拝観、見学できるよう一堂に展示する施設として企画されました。 設立に際しては趣旨に賛同した「鎌倉同人会」をはじめ、多くの人々から多額の寄付が寄せられ、昭和3年に多数の文化財の寄託を受け開館しました。
その後、昭和25年に現在の文化財保護法が制定されると、26年には法に基づく勧告・承認施設となり、同年の博物館法の制定の翌27年には登録博物館となりました。 館の基本方針は現在も引き継がれており、鎌倉市域、近隣の社寺に伝来するさまざまな文化財のうち、代表的な作品の多くが寄託され、保管・展示されています。 さらに、昭和49年には財団法人氏家浮世絵コレクションを館内に設立し、肉筆浮世絵百数十点のコレクションも保管・展示しています。
(略)
鎌倉国宝館の本館は国の登録有形文化財に登録されています。構造は鉄筋コンクリート造による高床式校倉風建築。設計は日本銀行小樽支店や歌舞伎座の設計で知られる岡田信一郎。施工は松井建設(当時松井組)でした。 外観を奈良の正倉院に模し、内部は鎌倉時代の寺院建築の手法が用いられています。寄棟状屋根の中央部には小屋裏位置に採光用の越屋根を隠し、内部では虹梁大瓶束形式で採光用越屋根の棟を支える造りとしています。また入り口の窓には、鎌倉を詠んだ平安時代の和歌に登場する星月のマークがかたどられたヨーロッパのステンドグラス(小川三知作)がはめ込まれ、和風表現と近代的技法の調和に苦心した跡がうかがわれます。
鎌倉市ホームページ内、鎌倉国宝館について より引用。
アクセス方法
webサイト: | http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kokuhoukan/index.html |
住 所: | 鎌倉市雪ノ下2-1-1 |
電 話: | 電話番号:0467-22-0753 |
入場時間 : | 午前9時~午後4時30分(入館は午後4時まで) |
入 場 料: | 展覧会により変わります。 |
アクセス方法
最寄駅:JR横須賀線線鎌倉駅・江ノ島電鉄鎌倉駅
徒歩 :鎌倉駅東口より15分
バス :江ノ電バス「鎌倉八幡宮」停留所もしくは京急バス「大学前」停留所から徒歩約3分
自動車:横浜横須賀道路「朝比奈」ICから車で約20分
鎌倉国宝館の企画展
2017年 鎌倉公方足利基氏展

2017年 優美なる慶派の仏展

2016年 氏家コレクション

2015

2016年1月14日初出
2022年3月1日改訂