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御所人形の檜コレクション、北鎌倉の邸宅での展覧会のこと(2012年秋)

amazonさんからお借りしました

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新年一回目のエントリーは、耽美の世界へ、いざ。

2012年11月、最後の檜コレクションのレポート

bloghinoki

檜書店のサイトより。https://www.hinoki-shoten.co.jp/

2016現在、削除されています。

能楽を趣味にしている家族が、観世能楽堂にあったチラシで知らせてくれました。それが、檜コレクション最後の、御所人形の展覧会でした。

謡曲能楽に親しんできました、檜書店は能楽堂に売店があり、謡本と関連書籍と金襴の小物を扱う店で、京都で創業して神田に支店があるのは存じていました。

さすがに、社長の家が北鎌倉にあるとは知りませんでした。「秋の鎌倉 檜正子御所人形展」は、その先代の檜社長の邸宅で行われました。

社長夫人の正子様は、生前、秋に家の中で趣向をこらして、人形を飾り公開していたそうです。それを再現する最後の展覧会でした。

檜邸は、平屋のお宅で、グランドピアノをおかれたサロンの他は、和室でした。台所以外、人形たちが所せましと飾られています。檜夫妻は生前、人形飾りの準備中。玄関で寝ていたそうです。生前の飾り方を忠実に再現されたそうで、寿三郎さんの本と様子が違います。

いくつもある和室屋、廊下は几帳と屏風を貼りめぐらし、平安時代を彷彿する雅やかな雰囲気です。和室では和家具を使い、能の物語、歌舞伎の物語別に御所人形たちが、物語をつむいていました。

また、雛人形、三つ折れ人形、初参人形などなどが、種類別に、みんな一緒に飾られて、微笑ましかったです。

日当たりのよい、サロンは、また趣向が違う飾りでした。グランドピアノの上に、江戸時代の雛道具だけが飾られていました。その周りのいすの上に、西洋人形が少し座っています。そこだけ少し違う空間でした。

帰り道、北鎌倉の住宅地を行くと平日にもかかわらず、檜邸を目指して多くの人が歩いていました。御存じな方は知っていたのですね。私と同じ能楽ファンより、人形ファンとおぼしき方が多く見受けられました。

blogDSC00507

自宅の表札が「檜書店」なんて、ミステリアス都市・鎌倉らしくよろしいです。

檜コレクション

ジュサブローと遊ぶ御所人形の世界―桧正子コレクションのすべて」檜書店

この本は、ともかく贅沢な本です。檜正子さんの17回忌に出版されました。人形作家の辻村寿三郎さんが、人形撮影のコディネートをし、寿三郎さんと瀬戸内寂聴さんの対談、金井美恵子、芝木好子、壽岳章子、田辺聖子、宮尾登美子と、女流作家のエッセイが入っています。人形とお道具の、コレクションのデータものっています。

コレクションの、はじまりは、敗戦後の昭和20年代から30年代、名家が手放していった、人形を、集めたそうです。本によると、よくコレクターがやってしまう、根こそぎ集める訳でもなく、系統だてて集めたわけでないそうです。ごく自然に集まった人形たちだそうです。

戦時中、家にあった小さな御所人形のいくつかを、置いていって焼かれたら可哀想だといって、(略)リュックサックに入れて持ち歩いておられたという。いつだったか小さな御所人形を二十個くらい一度にまとめて買われたことがあった。(略)「気に入ったのは四つか五つだったけれど。残された人形が寂しそうに、じっいと坐っているのが可哀想で」と言われた。

山辺知行 12・13ページ、抜粋して引用

江戸時代の、貴重な御所人形・三つ折れ人形・ひな人形・雛道具のコレクションです。

 檜書店とは

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能楽に親しんでない方には、檜書店を知らない方も多いと思います。

万治2年(1659年)に京都で創業された、360年の歴史のある、出版社です。能楽の観世流・金剛流の謡本と能楽関係の本、月刊観世、そして、電子書籍、DVDの発行をしている、出版していまうす。

謡本が電子書籍になるんです。しばらく能の世界と離れていますが、時代は進化していますね。お稽古を再開したら、タブレットで習うのかしら。

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2012年8月25日旧ブログ初出
2016年1月1日再掲載

投稿者プロフィール

山本
平安・鎌倉・室町時代の有職故実デザインの家具・インテリアを、売りたい!と業界ををリサーチしたら、どこも作っていませんでした。絵なんて30年描いていませんが、もう私がデザインするしかない。
雅で品格ある、有職故実のインテリアを世に出すのが、目標。

なお、古いものなら、ヨーロッパのものも大好き、美術・ファションも好きです。十代のころは歴女、二十代は、古典文学と耽美主義と能楽ファンだったので、そちら方面のエントリーも書いてます。

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ほぼ家具のこと。

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