インテリアライフリビングに行ってきました。
昨日エントリーです。

画像を、見本市主催者のサイトの画像にしたかったのですが、主催者がアップしていなかったので、昨日の使いまわしです。
トークショー 日本の家具のいま
昨日の15時からの、JDL 登竜門の編集長の山崎泰氏の、トークショーを聞きました。
家具業界の現状なんて、聞いてもなーと。厳しい現状の話か、海外で活躍しているデザイナーの話になるか。やけのやんぱちの、よいしょ話はいやだなーと思っていました。
お昼に来て、一通り見た後で、ふと聞く気になり、会場に、行きました。
感想
聞いて良かったです。
1973年の業界誌から話がはじまり。サイトのスーモの、12畳のリビングに10万円コディネート特集される、消費者意識の現状。新参者の私でも知っていることでした。山崎氏は業界外の、WEBサイト方なので、冷静に話していただきました。
やっぱり。だめじゃない家具業界。
家具、特に木工家具の統計を調べて。意外な現実がありました。
国内で売られている家具の輸入家具と、国産家具はだいたい同じ。山崎さんも驚いておられましたが、中国製の家具より、国産の方が多かったです。あんなに騒がれているイタリア家具の輸入金額が少なくてびっくり。
そして、輸出は、輸入の、1/100。
統計をみると、結構希望があるのではありませんか。国内の消費者は国産家具を見捨てたわけじゃないし、輸出という地平もあるわけだ。
たとえるなら、会社で、金がないと騒いでいて、帳簿を調べたら、まとまったキャッシュがありました。よしこれで、新しいプロジェクトをやろう。という気分です。
家具を一度否定してみるか。
お話のなかで、「和家具の代表は、鏡台と箪笥。今、生きて使われてない。」と言われました。
私は、家具を一度否定しみよう、そこから考えはじめてもいいじゃないか、と思いました。
成長神話から、なかなか脱せられないものようです。家具業界で、箪笥から転換できなくて、衰退した産地という噂も聞きました。
ファションアパレル、今テレビ業界が、長く続いた良い時代が終わり、苦しんでいます。
幸い、家具業界と呉服業界は苦しみが長かったので、開き直る人が出てきました。呉服では、リサイクル品と新品を一緒に扱う店、洋服地で帯を作る店が出てきました。着物が滅ぶことは無くなったと思います。こういう異端派と正統派が並立していけば。残ります。最近着物愛好家が、外国人が着てもいいと言い始めました。大転換ですわ。
さて家具を否定して、どうなったかは、私の中で幾つか答えが出ています。まだまだ堀っていかなければとも思います。いずれ、私の仕事に反映されると思います。