ハッピーリタイヤメント

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インテリア業界をのぞいてみた

現代日本では、まだまだリタイヤすることが、ネガティブに捉えられるのでしょうか。

ある、イタリアの家具メーカーの話

イタリアにコルチャゴという、高級家具工房がありました。イタリア語が読めないの正しいニュースか不明なんですけど、輸入家具店のブログで事情がわかりました。

リーマンショックの直後、コルチャゴ社の身売りの話がでました。買収した会社が中国で生産するなど話が持ち上がりました。輸入元の会社の4年前のブログに、経営者兄弟が引退するので、会社を閉めることにしたと目にしました。この会社は、日本の家具メーカーと同じく、敗戦直後、戦争で焼けた家具の代わりを求める消費者に向け、兄弟4人で創業したそうですが。子供たちが、他業についたので、廃業したそうです。

コルチャゴは人気があるので、惜しまれつつの廃業でした。廃業前に輸入されたものの取り扱いが今でもあるようです。実際はどういうことがあったか、遠い日本にいる私にはわかりません。ブランド売却をしなかったことも併せて、毅然としてリタイヤしたと記事を読み思いました。

コルチャゴは兄弟の苗字だそうです。日本で云えば、渡辺家具、鈴木木工所といとろです。ファミリービジネスで。一族が家具作りを止めれば、清算される企業だったのでしょう。企業経営として、事業継続が不可能なら清算は正しいです。

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身近なお店の閉店

ここ三か月で、我が家がお世話になったお店が2店舗閉店になりました。2つとも食品店でした。鎌倉に来てからずーと使っていた店です、ひとつは御用聞きで、もう一つは近くの商店です、食品と日用品の取り扱いのある店でした。歩いて行ける範囲には、八百屋とドラッグストアだけとなりました。うちの町内会と隣の町内会には、事情がありコンビニがありません。今後できる見込みもありません。重たいものは通販で買い、今まで御用聞きに持ってきてもらった卵は出かけたときに買うことにしました。

閉店したお店の閉店理由は、高齢と店主の病気でした。御用聞きのお兄ちゃんは孫がいるのに毎週配達にきてくれてました。みんな80歳ぐらいまでお店を開いてくれてました。感謝です。

前向きにリタイアを、応援しよう。幸福になってください。

今回、愚痴らないことにしました。店主たちにも、リタイヤ後の生活を楽しむ権利もあります。赤字を垂れ流しても、商売を続けろとわ思いません。鼻向けの言葉として、廃業を惜しむ言葉と感謝の言葉を送りたいです。

マスコミ、特にテレビの報道態度に、怒りをもっています。職人と町場の商店主は、貧乏するのが、当然だと思っているようです。彼らにも、生き方の自由もあるし、生活もある。小規模事業者でも、倒産することは、融資を回収できなかった銀行の経営にも影響があるんです。強いては預金者の受け取り利息にも関わります。子供が後を継がなのには、事業が成り立たないからかもしれません。必要とされてないビジネスを、後継者に、続けろよとは言ってはいけません。

お客でもない、マスコミが横からきて、紋切り型の報道をしていく。高齢者の視聴者に媚びているのか、こうすると視聴率が高くなるのかと、勘繰りたくなる紋切り型だ。

閉店を惜しむのは、客であって、よそ者のマスコミではない。閉店を非難するなら、そこで多額の買い物をしろよ。閉店・廃業にもいろいろな事情があるんだ。個々の事情を、ニュースショー的に盛り上がらなくても、報道していくのが、マスコミなんじゃないのか。

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