IKEAに就職するなら「イケアの挑戦 創業者は語る」を読んでおきましょう。

スポンサーリンク
インテリア関連の展覧会と本
スポンサーリンク

IKEAに行ったことがありますか。

皆様、イケアに行ったことがありますか。インテリアに興味がある方は、行かれたは多いのではないでしょうか。住んでる地方にイケアがなくてホームページを見て、「行きたーい」と思ったことのある人も多いと思います。

今回取り上げる本は、
「イケアの挑戦 創業者(イングヴァル・ガンプラード)は語る」
バッティルトーレクル著、Bertil Torekull原著、楠野 透子翻訳ノルディック出版

 

皆イケアってどう思っている?

イケアに行くと、圧倒的な価格と品揃えばかりじゃなく、入口のキッズルームとかレジ前の一個50円のホットドックなど、ディズニーランド的な祝祭もありワクワクします。

外からイケアを見ていると、大型店舗を世界中に展開し、圧倒的なコンセプトで運営されているので。安価な家具を製造するメーカーは成立しなくなり。家具業をやるなら中級品以上でなくては、生き残れないと、思いました。どの価格帯・客層で向けに商売するにしても、このモンスターの動向は無視できません。

図書館で「イケアの挑戦 創業者は語る」を見つけたので借りて見ました。

「イケアの挑戦 創業者は語る」を読むべき人は

☆イケア幹部を目指して就活中の方は、読むべき。

☆イケアファンは読まなくていいでしょう。聖書より発行部数の多いと言われる。カタログやイケア製品でコディネートの本を読んでワクワクしましょう。

☆ビジネス書のつもりで読むと、純文学と哲学書を合わせた内容なので、明日のプレゼンには間に合わないです。分かりやすいハウツーはなかったです。

感想

☆内容が濃い本でした。コンパクトな外見にかかわらず。長い。

数ヶ月前、日経に、日本に40数店出店予定という記事が出ました。各県一店舗出店、これで低価格の家具は。他の会社では出来なくなると思いました。日本国民は家具を買うときは、イケアに行くことになるでしょう。家具業界に参入したいと思っている千代紙庵は、恐怖に思いました。

この本の初めの方で意外な記述を読みました。イケアの故郷スウェーデンでのシェアが20%、アメリカ1%、それと中国ををはじめとする新興国への進出の方に社会的意義を持っているので、
日本出店は優先事項ではないらしい。過去に出店を止めた時期があった、コンセプトの練り直しと既存店のてこ入れなどで。

つまり、イケアの日本征服には時間的猶予がありそうです。ヨカッタ。
しかしながら、家具・インテリア業界は巨大モンスターと、つばぜり合いをしなくてはいけない訳です。私にとってはコンセプトも客層も別です。しかしながら緊張感を持って経営していく覚悟は持ってます。

私と同じ、家具大好きな友達と、話した時に、
「イケアが、こたつを売らない限り、ニトリは大丈夫」
と言いました。企業は生き物です、こたつとか、置き床とか、日本独特のインテリア用品を売ってもイケアコンセプトに沿うならやるかもしれません。先のことは分かりません。

イケアと同時代に同業を志したことは、私に明確なベンチマークを与えていただいている気がします。

2013年6月2日初出
2015年11月11日書き直し改定
2021年6月19日改訂

404 NOT FOUND | 鎌倉巡り、着物と歴史を少し
鎌倉の名所 鎌倉の歴史と芸術 今の鎌倉の生活
絵心ないけれど、インテリアデザインしたい人に。この本は買ってみてください。
私の欲しいデザインを誰も作るってくれないので、家具デザイナーを目指しています。でも私は絵を数十年描いていませんでした。練習しています。 そんな中こんな本買ってみました。 なぞっておぼえる遠近法 スッケッチパース インテリア編 宮...
トップへ戻る
タイトルとURLをコピーしました